家の構造の新常識 【 2019年版 】

10月22日 外壁・床工事

住宅業界で長らく(と言ってもまだ15年くらいですが…)務めさせて頂くと、技術の進歩を肌で感じることができます。そんな中で、皆さん興味あるけどイマイチよくわからない(わかりにくい)構造の新常識を述べさせて頂きます(多少偏りがある情報ですが、そこは木造歴が長いのですみません)

 

家づくりの構造は簡単なようで難しく、難しいようで簡単です。

阪神大震災はもちろん、近年では東日本大震災、熊本震災もあり、耐震については皆さんとても不安に思われていらっしゃる方が多い印象です。

そこで、「耐震等級3の家が良いんです!」とか、「鉄骨住宅じゃないと不安です!」とか、昔からありましたがこういった誤解がここ2~3年さらに深まっている印象です。

この際なので、2019年現在の構造の新常識を耐震性を中心に述べさせて頂きます。

(ただし、僕自身がこれまで携わってきたのは木造・2×4・RC造なので多少偏りがある情報ですので、そこは悪しからず^^;)

 

誤解 1.家の構造なら、木造より鉄骨の方が強いよね …多分

確かに、材料単体では、木よりも鉄の方が強いですが、鉄骨造の家の方が木造の家より2倍以上重たいので、上階になればなるほど、鉄骨の家の方が揺れが大きいです。

→ 接合部の負荷が大きいので、耐震的には不利です

新常識 1.耐震+制振がスタンダードに…

熊本震災以来、「連続した地震に対する強さ」が重要であるため、「耐震」だけでは不十分で「耐震は、地震力に抵抗しようとする事なので、想定以上の力がかかると必ず劣化します。わかりやすいところで、接合部分のボルトが緩んでしまう。など。」、そもそも揺れを抑える(制振)ことで、建物が受ける地震力自体を減らしてしまおう、という発想が浸透してきました。

そこで、これまで大手ハウスメーカーさんくらいしか採用されていなかった制振装置が、地元ハウスメーカーさんくらいまで標準装備として浸透してきつつある状況です。

 

新常識2.家の断熱材はやはり繊維系が良い

一時、施工性の高い発砲ウレタン系が流行った時期もありましたが、現時点では、断熱材はやはりロックウールや高性能グラスウールのような繊維系の断熱材が良いとが思います。

発砲ウレタンは、確かに施工段階では隙間なく施工できますが、発泡スチロールのように硬化するので、地震のように外力を受けると割れてしまって隙間ができるのかな?と思ったりします。

また、個人的に繊維系の断熱材の弱点は壁内結露によって断熱材が湿気を受けてダレる危険性と思っていましたが、壁内に通気層を取るのがスタンダードになり、壁内結露のリスクが低減されているため、自信をもって繊維系の断熱材をお勧めできる状況になっています。

 

新常識 3.木造3階建ての浸透

これまでは、3階建てなら2×4工法、揺れてもよければ鉄骨、木造はあまり…。 という印象でしたが、木造の構造体の進化が進み、最近は木造3階建ても普通に可能になりました。

 

新常識 4.外壁の塗り替えはよほど安い外壁でなければ15年以上はもつ

大手ハウスメーカーさんの外壁はここ数年で、一機に塗り替えサイクルが伸びたように、一般的に使われる外壁メーカーさんの外壁の塗り替えサイクルも飛躍的に長くなりました。

サイディングのシーリング材の耐久年数も伸び、7~8年から15年くらいに伸びています。

モノによっては、30年持つものもありますが…汚れが気になって途中で塗り替えてしまうかもしれませんね。

外壁の塗り替えは、性能の劣化よりも、汚れから塗り替える人の方が多いので、汚れがつかない工夫をすると良いと思います。

 

家の構造に対する新しい知識を身につけましょう

上記は一例です。 家の構造の常識は数年単位で180°逆転することすらあるので、新しい情報を身に着けましょう。

未だに10年前の知識で話をされる営業マンも居たりしますので、気をつけましょう…。

 

 

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