

広島市安佐南区|T様邸
敷地面積 | 165.00㎡(49.91坪)
延床面積 | 107.04㎡(32.37坪)
完成年月 | 2024年09月
偶然が重なって家づくりを決心
お子さんが生まれ、賃貸住宅が手狭になって引っ越しを考えていたご夫妻。奥さんがSNSをフォローしていた知人が弊社で建てたという家を見て一目惚れ。
弊社の住宅展示場へ足を運んだら、偶然その家のプランニングした僕が接客。フリーのお客さんの対応に殆ど出ない僕との偶然の出会いに運命を感じて家づくりを即決頂いたそう。
共働き世帯のご夫婦がうれしい家事負担が少ない家
「黒と木目を基調としたカッコいい外観」「タイルデッキがほしい」「家事がしやすい家」がご夫婦の主なご要望。
約50坪の南側道路の整形地にご提案したプランは、LDKとタイルデッキがつながった開放的な空間でありながらカーテンレスで過ごせるコンパクト設計の家。加えて、共働きで忙しいご夫妻が家事をスムーズにこなせるように、水回りを一直線に配して回遊できる動線を設けました。
「最初から自分たちの想いがすべて入っていて感動!私たちに寄り添いながら、アドバイスをしてくださる対応も良かったです」(ご夫妻)。「住み心地はカンペキで不満はひとつもありません。日当たりがよく、断熱性が高いから、エアコンもほとんど使わず。ランドリールーム・洗面室・脱衣室・LDK・玄関と回遊できる動線は、子どもが遊ぶ姿を見ながら家事ができ、安心。子どもが寝た後、2 人でリビングで寛ぐ時間ができました。また、この家の写真をSNSにあげると、友人たちのハートマークがたくさんつくのもうれしい!」
優等生な敷地で気を付けるところは?

約50坪・南入り・整形・6m道路。どう見ても優等生な敷地。北側隣家(正面の家)に大きな掃き出し窓がありLDKがあり、2階にも居室が並んでいるのが想像できる。
東側隣地(右側の家)、西側隣家(左側の家)ともに玄関が敷地側にあり、左右どちらに玄関を設けるのか悩ましいところですが、西側隣家の玄関が敷地側を向いているため、東側(右側)に玄関スペースを設けることを決定。その理由は…

プライバシー性に配慮した家にしたいという想いから。
団地なので、道路反対側にも家が建ち並びます。道路の通行量も割と多い。玄関を道路側に向けると、来客時や外出時に家の中を見られてしまうこともあるため、玄関を側面に向けたい。そこで、西側(左側)に玄関を設けてしまうと、玄関同士が向かい合ってしまい、気まずい感じとなるため、東側(右側)に玄関を設けた、というわけです。
もう1点気を付けたのは、目隠しフェンスの高さ。通常より高めにすることで、通行人からの視線を完全にカットして、プライバシーの守られたLDKとテラスデッキ空間を実現しました。



リビングに入ってすぐリビング?

T邸の間取りで特徴的なのは「玄関入ってすぐリビング」。玄関土間とホールを最小限としつつ、リビングとの繋がりを強くして玄関スペースを開放的な空間に。

もう1つの間取りの特徴の「回遊動線」への水回りが奥に見切れていますが…、リビング戸を存在感をあまり感じない2枚引戸のガラス扉とすることで、玄関ホールとリビングのつながりを強く。開けっぱなしでの生活を想定しているため、枠が最小の建具を選択しました。
モノトーンと木目でまとめた統一感のあるインテリア




帰宅して着替えて手を洗ってリビングへ…機能的な帰宅動線を回遊動線で実現
Tさんは仕事柄、帰宅してすぐに着替えてからリビングに入りたい、というご希望が。そこで、メインの「入ってすぐリビング」の来客動線とは別の、ランドリー・洗面室・脱衣室・LDKという帰宅動線を設けた。回遊動線を取り入れることで、行き止まりのない間取りであることもポイント。


まとめ
Tさんの家づくりは、当初より僕を信頼していただいていたこともあり、「黒と木目を基調としたカッコいい外観」「タイルデッキがほしい」「家事がしやすい家」という家づくりへのご自身の「キーワード」をいただき、後は良い意味である程度任せて頂きました。結果は「デザイン・性能・住みやすさ」全てに満足いただき、Tさんにとって最良の家が完成しました。
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