失敗しない家づくりのコツ|プランヒアリングする人=間取りを考える人ですか?

こんにちは! T.Nakataです!

注文住宅での家づくりの計画を進める場合、どこかのタイミングでプランについてご要望を伝えるタイミングがどこかで必ず来ます。

住宅会社では、それを「プランヒアリング」と言いますが(言う会社が多いですが)、これが家づくりの計画で一番大事な工程となります。

この工程において、大事なポイントが一つあります。

目次

プランヒアリングを営業マンが行う?

家づくりの計画で一番大事な工程である「プランヒアリングを営業マンが行う」ケースは結構あります。大手ハウスメーカーでも設計士との対面はご契約後から、という会社もありますし、「建築家と建てる家づくり」をウリにされている会社で、その建築家と打合せできるのは3回まで、というルールを設けている会社もあります。
営業マンがヒアリングを行うこと自体には問題はありません。有資格者であるかも問題ではありません。この段階ではその営業マンに設計力があるか?家づくりの方向性がご自身と合っているか?の方が大事です
問題は、ヒアリングを行う営業マンが設計を行わない場合
この場合は、流れとしてこういう感じになります。

① (設計ができない・建築知識の乏しい)営業マンが家づくりのご要望を聞く
② 営業マンから設計者にお施主様のご要望を伝える
③ 情報が不十分なので、当たりさわりのないプランをベースに考える
④ 営業がプランを受け取る(設計意図をあまり理解できていない)
⑤ お客さまへプランの提示
⑥ プランの修正希望を(建築知識の乏しい)営業マンが聞く
…ループ

…中々良い家になるイメージが沸きませんよね(汗)

営業マンの能力×設計者の能力=家づくりの能力

家づくりは、担当の営業マンと設計者の能力で8割決まると言っても過言ではありません。
最初の出会いは通常は営業マンになりますので、その営業マンが担当した建築実例をいくつか見せてもらうことは必須として、問題は「設計者は誰か?」が重要になります。その営業マン=設計者である場合は問題ありません。「設計ができる=(少なくとも見せてもらった建築実例を建築できるくらいは)建築知識がある」からです。

逆に、営業マン=設計者ではない場合は、「実際に設計を担当してくれる設計者にご要望を聞いてもらう場をつくるようにご要望しましょう。そして、実際に設計を担当してくれる担当者の建築実例もいくつか見せてもらいましょう(これ絶対です)

基本設計と営業の両方を行う私だからこそ申し上げますが、少なくとも私は、自身でお客さまのご要望を聞かないとまともなプランを考えることはできません…
例えば、「シューズインクロークが欲しい」というご要望が出たとします。シューズインクロークを平面プランに作ることは簡単ですが、

・ どのようなモノをどのくらい収納したいのか?
・ 家に帰ってまずどこに行くのか?(リビング?洗面室?)
・ 日常的に普段履きのスリッパを履く方か?
・ 冬場に上着をどこで着る方か?

などによって、どのようなスタイルのシューズインクロークが良いのか?が変わってきます。

お客さまの生活スタイルや好み、ご要望の意図などをストーリーだててヒアリングを行うことで、「お客さまらしさ」を生みだすことができます。 逆に言うと、ヒアリングを行う人が設計者でない場合は、ここがスッポリ抜け落ちてしまうので、「お客様らしい家」を提案することがとても難しくなってしまいます。

まとめ

要約すると、失敗しない家づくりのコツは、「実際に設計を担当してくれる設計者の建築実例を確認して、要望を直接聞いてもらう」こと、これに尽きます。「当然じゃない?」と思われるかと思いますが、その当然が中々できないのがこの住宅業界の不思議であり、「間取り迷子」を量産してしまう原因の一つになっているので注意しましょう。

家づくりのご相談

    お名前必須

    メールアドレス必須

    郵便番号必須

    〒  -

    ご住所

    TEL必須

    ご相談内容任意

    ご相談・お問い合わせの内容をお書きください。

    記入内容をご確認の上、よろしければチェックして下のボタンをクリックして下さい。

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

    コメント

    コメントする

    目次