家づくりの間取りづくりの第一歩|窓計画のチェックポイント

こんにちは! T.Nakataです!

窓計画の上手い下手で設計者の能力が分かる」と言われる程、大事な「窓計画」。窓計画はホントに大事で、近年注目を集めている「断熱性能」や「プライバシー性」だけでなく「コスト」にも直結するので「無駄な窓は取らない」ことが原則です。どうしても設計者もお施主さまも「何となくそこに壁があるから窓を」取ってしまいがち。「暗い!」とクレームになることはあっても「明る過ぎる!」とクレームになることは殆どないから、安全を見て窓計画をしてしまうからですが、「窓のないキレイな壁」はインテリア上とても大事だったりします。「その窓はホントに必要か?」を1つずつ検討を重ねて間取りづくりを行うことをおススメします。

目次

窓の役割

その「窓」ですが、窓の役割は主に「採光・通風・眺望」の3つ。この3つの機能を持っていない窓は基本的に無くしてしまってOKです。お施主さまは、間取りができた段階で設計者に「それぞれの窓の機能」を聞いてみましょう。設計者が答えることができなかった場合は…その間取りは捨ててしまって大丈夫です。勿体ないと思われるかもしれませんが、その敷地についての検討が間取りに入ってない可能性が高いです。なので、改めて一から計画をし直した方が良いです。

設計者から、「それぞれの窓が持つ機能」を聞いた上でしっかり検討を重ね、「とりあえず窓」はやめて、壁にしてしまう勇気を持ちましょう。

窓 Point ❶「位置(幅)」

間取り(プラン)の最初の提案から、1:100の間取り図(プラン図)にも記載があるので、最初に気にすることとなるポイントは「窓の位置(幅)」。
「どの部屋に、どの位置に“光” と“風” と“景色” を取り込むか、 どれくらいの量を取り込むか?を考えましょう。(設計者は、この段階で窓の位置と外観 ・ 内観デザインを平行して考えるようにしましょう)

窓 Point ❷「高さ」

プラン図上では出てこないケースも多々ある窓の「高さ」。背の高い窓になると、2m以上あるので、「採光・通風」のための「面積」として考えると、幅と同じくらい「高さ」もとても大事です。間取り図(プラン図)に表記がない場合は、確認するようにしましょう。

窓 Point ❸「取付高」

上の写真の窓は、ダイニングテーブルを置いてちょうどいい高さに窓の取付位置を通常よりも下げて設置した例です。

窓の高さとあわせて検討したいのが「窓の取付高」。「床から〇〇㎝から△△㎝の高さの窓を設ける」といった風に設計者は考えますが、その「取付高」によって窓の下に何を置くことができるか?プライバシー性、採光量が大きく変わります。また、窓の取付高を揃えることが外観デザインをまとめるための第一歩になります。打合せ初期の間取り図(プラン図)には記載がない場合が多いので、詳細図になって最初にチェックして頂きたいポイントの一つです。

窓 Point ❹「カタチ」

昔の家づくりでは、「引き違い窓」が主流でしたが、現在は「縦辷り窓」や「横辷り」や「FIX」をはじめ、多種多様な「カタチ」の窓があります。
その「カタチ」によって「気密性」に差があったり、操作性が変わってくるので(種類によっては窓の開閉時に手が届きにくい…など)、どのような目的でその窓を採用するのか?を明確にするようにしましょう。

まとめ

よく「間取り」作りに全力を注いで、立面計画がスッカラカン…というお施主さま…どころか設計者も多いのが現実。窓の「幅(位置)」を「何となく」検討しているだけ、というケースも多々あります。

間取りづくりにおいては、窓の幅(位置)だけでなく、高さや取付高…つまるところ「立体的な間取りづくり」を心がけるようにすることが、成功の近道となります。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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