煮ても焼いてもダメな土地|買って良いかは専門家に要相談してからの判断にしましょう

こんにちは! T.Nakataです!

車やパソコンのような「工業製品」とは違い、土地は同じものは2つとなく、全ての土地のキャラクターは違います。

その土地の中で、「この土地は誰が見ても良い土地(輝くダイヤモンド)」「この土地は一見ダメだけど、うまく調理すると良い土地(ダイヤの原石)」「この土地は煮ても焼いてもダメな土地(単なる石ころ)」の3種類があります。

輝くダイヤモンドの土地は一般的にはとても高く、建物まで含めるととても高額になります。 探し求めるべきは「ダイヤの原石」のような土地で、割安に土地・建物を購入・建築することができます。

そして、一番避けなければいけないのが「単なる石ころ」を購入してしまうこと。 一見、ダイヤの原石と見分けが付かないことがありますが、煮ても焼いてもダメな土地には見分け方にコツがあるので、ご紹介します。

目次

お金がかかり過ぎる土地

ライフラインも整って、境界もしっかりしていて接道もしっかりしていて、すぐに家を建築できる。そんな優等生な土地もあれば、上下水道の引込に数百万円、造成にこれまた数百万円、道路が狭いため資材搬入や駐車場費用が余分にかかって数十万余計に費用がかかる、などが重なり、相場より安く土地を購入したはずが、逆に高く付いた…という土地もあります。

冗談みたいな本当の話で、かつて1,000万円で購入した土地に800万円近く費用がかかった…といった事例(他の担当者の事例ですが)を目にしたことがあります。

土地のプロの不動産屋さんから「まずは土地を購入」して、建築会社探しをされる方に、このようなことが起こるケースが多いので注意が必要です。

敷地境界があいまいな土地

近年は、土地の契約書に「売主は買主にお引渡しまでに境界を明示するものとする」という文面を入れるケースが殆どなので、ご契約から土地の名義を変える「決済」までに、近隣住人と境界の立会を売主側の不動産屋さんが行い、境界を確定・明示してお引渡し、というケースが殆どですが、ごくまれに「境界は現地にありませんが、現況渡しです」という土地があります。

私的にはサッパリ意味が分からないのですが、このように境界があいまいな状態のまま販売されている土地も一定数あります。

境界問題は数十センチどころか数センチでも揉める・トラブルの原因となる、と覚えておきましょう。

それは勿論、街中の土地が高いエリアですと、数センチ境界がズレると、数十万~数百万円の損得が生まれる、と考えるとトラブルになるのも頷けます。

また、特に昔からその地に住まわれている方は、「〇〇の頃、お隣さんと△△という取り決めにした」という、口約束を(場合によっては間違って)覚えていらっしゃって、同意書などの書類もないので真偽を確かめるすべもなく、話が平行線になる…。なんてことも、幾度となく目にしてきました。

土地を購入する際は境界がしっかりした土地か、事前に確認しておきましょう。

(境界があいまいな場合は、売主に確定してもらうようにしましょう)

まとめ

何度も申しますが、土地探しはできることなら「信頼できる建築会社の担当者」と二人三脚で行うことをおススメします。土地だけを先に購入してしまうと、「ダイヤの原石」と信じていた土地が「単なる石ころ」だった…という大失敗をしてしまうリスクを負ってしまうので、注意しましょう。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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