広島県廿日市市|T様邸
敷地面積 | 131.84㎡(39.88坪)
延床面積 | 92.97㎡(28.12坪)
完成年月 | 2017年09月
T邸の概要
カフェのようにホッと落ち着く空間。 家と小物と雑貨全てに統一感があり、 世界観がしっかりしたインテリア空間の中でゆっくり寛ぐことができる毎日。T邸は、黒と茶(木)とグリーンをバランスよく全体にあしらった、「お気に入り」 に囲まれたストレスフリーな日常を送ることができる住まいです。
エピソード
T邸のプランニングには紆余曲折がありました。販売開始すぐのミニ開発団地でのご計画でしたので、土地はある程度選べる状況。当初はいわゆる「北側道路の土地」に絞ってプランニングささせて頂いておりました。ご夫妻はご提案に満足頂いておりましたが、ご親族の助言もあり、南側道路の土地でのプランニングに変更。 更に、当初の「朝日から昼の光を重視したプラン」から「昼から夕方の光を重視したプラン」に変更。これは、ご夫婦とも朝早く仕事に出られるというライフスタイルによる変更でした。
敷地の状況
いわゆる、綺麗な整形の40坪の南入りの敷地。前面道路は6Mと、弱点らしい弱点のない敷地。強いて言えば、前面道路の通行量は少し多め(殆どはミニ開発団地内の住人)なので、プライバシーの確保への配慮が必要なくらい。
こういった優等生の土地に対しては、飛び道具は必要なく、オーソドックスな間取りの考え方で詳細への配慮を施す方向でプランニングすると良い場合が多いです。
外観デザイン
黒と茶色(木目)の2色で構成。芝に加えてDIYでグリーンを育てられ、自然あふれる雰囲気に自身で育てていくスタイル。
箱を組み合わせたシンプルな形状の中に「袖壁&軒の出」の「フレーム」で囲ったような特徴的な外観デザインで、どことなくカフェっぽい雰囲気に仕上げました。
インテリア
CAFE STYLE(カフェスタイル)と一言に言っても人によって色々なスタイルがあります。
根強い人気がありますが、フワッとしたジャンルで人によってイメージが違うので大変です。
カフェスタイルのインテリアは、小物と雑貨とお施主さんのセンスによる部分が大きく、家本体はお施主さんの世界観によりそった雰囲気でまとめ、壁や棚を設けつつ、異素材感がなるだけ出ないように注意してデザインします。
ダイニングは全体を下がり天井として少し小さな窓の組み合わせとして「落ち着いて食事を取る」空間となるように演出。
下がり天井は、サッシの天井をおさえる意味もあります。
延床30坪を切る建物ながら、玄関スペースは少し豊かな空間に。正面の地窓も少しずつグリーンをDIYする計画。
まとめ
「新居を建てたらオシャレな生活になる!」というのは残念ながら妄想で終わることが多いです。 家は綺麗にまとめることができますが、住む人の性格まで変えることができないからです。カフェスタイルの家は、「どれだけ小物や雑貨とグリーンを綺麗に飾って保てるか?」にかかっています。
家づくりの作り手側で大事なのは、どれだけ不要なモノがオモテに出ないように収納することができるように計画するか? どのような素材感をどのような割合で表に出すか?をお施主さんと綿密に打ち合わせるところにあると思います。
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