

広島市東区|T様邸
敷地面積 | 142.58㎡(43.13坪)
延床面積 | 115.79㎡(35.02坪)
完成年月 | 2025年08月
Tさんとの出会い|OBさまのインスタへのDMがきっかけ
Tさんとの出会いは少し特徴的。OBのFさんのインスタアカウントを経由(DM)してお問合せいただきました。後日談ですが、TさんはKさん宅もすごく気にしていただけたとのことでした。「住宅会社に直接連絡するよりも、気になった実例をネットで見つけて、その家の担当者を辿った方が失敗が少ないと思ったので」とのことで、なる程最近の家づくりの始め方の成功方法の1つだな、と思いました。
ほとんど建具(扉)のないオープンスタイルの間取り
高い断熱性・気密性の家の良さを活かし、ほとんど建具(扉)のないオープンスタイルの間取りを採用したTさん宅は玄関入ってすぐにリビングが広がる設計で、どこに居ても窮屈感を全く感じない。Tさんのこだわりポイントは「生活しやすさ」。リビングのエアコンをつけておくと1階のどこに居ても快適な温熱環境。2階にある寝室でお子さんを寝かしつける時は、直前にスマホで寝室のエアコンをつけて予備冷房(暖房)。暑い・寒いのない快適な家を実現しました。
間取りはと言うと、玄関に入ってすぐにリビングがあるという来客用の主動線に加え、玄関からシューズクローク・ファミリークロークの先にトイレと洗面台があり、LDKへと続く帰宅動線(裏動線)を設け、大きな回遊動線で家事楽々設計。靴を脱ぎ・鞄を仕舞い、手を洗ってリビングへ。この動線内の建具も最小限なので、両手が塞がっていてもストレスなく移動することができます。
4階建てのアパートが背後(東側)に迫り、左右にも家が建ち並ぶ敷地

利便性の高いエリアのミニ開発の住宅地。背後に建つ4階建てアパートは東側。右側(南側)にも隣家が建つ予定。とても窓計画が悩ましいロケーション。

アパート側の東面(左側)と隣家が建つ南面(正面)は潔く直射を諦めて地窓を設け、プライバシーを確保しながらに環境光で柔らかな光を取り込みつつ、広がりを感じる計画に。

「ダイニングは食事を取る空間として、どことなく独立した雰囲気にしたかった」という奥さまのご希望もあり、重心を低く抑えて落ち着いた雰囲気のダイニングに。こだわりは照明計画にも現れています。

階段の横には近い将来ピアノを置くためのスペースを確保。

リビングのメインの採光は吹抜け部分から設ける計画。「空や星を眺めることができ、光が入る吹抜けは心地が良く、とても気に入っています」。
充実の回遊動線
玄関→シューズクローク→ファミリークローク→トイレ→洗面スペース→LDKと続く、充実の回遊動線が特徴のT邸。行き止まりのない回遊動線は家事負担を減らしてくれることもあり人気ですが、注意点が1つ。それは「床面積が大きくなりがち」。「動線」はいわば「人が歩く場所(通路)」となるため、動線を増やす=面積増となります。それだけならまだ良いのですが、プランによっては動線が長くなってしまい、逆に家事負担が増えてしまうことも。
回遊動線を設ける際はメリットとデメリットを天秤にかけてよく検討することをおススメします。

玄関からシューズクロークを通ってファミリークロークへストレスなくアクセスできる帰宅動線。ちょっとした土間の窪みはベビーカーなどを置くことができてとても便利。

トイレ(右奥)・洗面スペースへと続く。単なる通路とならないように、左側に収納も設けた。
旦那さんお気に入りの趣味室
他の部屋からガラリと雰囲気が変わる旦那さんの趣味室。自作のPCを置く棚や机は元々お持ちの品でジャストサイズ。これから少しずつ充実させていきたいそう。

もはや定番?のトイレ計画
最近よくご提案に入れる、もはや定番?と言っても良い、背面収納棚と端に寄せたグレアレスダウンライトを用いたトイレ計画。コストをあまりかけずオシャレで使いやすい空間に。

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