東広島市西条町の家|F様邸
敷地面積 | 183.16㎡(55.40坪)
延床面積 | 114.67㎡(34.68坪)
完成年月 | 2022年10月
Fさま宅は、ひろしま子育て情報「pikabu(ピカブ)」さんにご紹介頂きました!
お施主さま目線の家づくりプロセスや完成した住まいの感想などをご覧頂けるので是非コチラもご覧ください。
LDKと中庭と吹抜けを介したファミリーホールで40帖。とても広大なLDKとLDKに接続する空間。
基本コンセプトは「ワンルーム使いができる家」
主役のLDK空間と、水まわりや収納といった生活感が出る空間がスパッと分かれているので、気兼ねなく客人を家に呼ぶことができます。
プランナー(前設計)としての出会いからスタート
Fさんについては当初、営業は部下が担当しており、僕はプランナー(前設計)役としてサポートに入ってお打合せを進めていました。
後日談として営業担当の部下が途中で退職してしまい、営業担当も私が引き継ぐことになりましたが、こういった経緯からご成約後の詳細打合せはあまり参加しておりません。
着工前に全体のトータルコーディネートについて多少アドバイスさせていただきましたが、その必要もないくらい
で、まとまりのある大人インテリアの家が完成しました。
北側道路の50坪を超える整形地に対するゾーニング
北側道路で道路との高低差が「少しだけ」ある50坪の整形地(敷地の右半分が計画地です)。南側(奥側)に現状は建物はありませんが、万一将来住宅が建築されると、かなり迫って家が建築される可能性が高いです。「友人を呼んでホームパーティがしたい!」とご希望のFさんに合うのは、道路側(北側)にお庭を取るのではなく、奥側(南側)にお庭を設けるプランです。ただ、中途半端に南側を開けても南側隣地に建物が建ってしまうと日当たりの悪い建物になってしまいます。
1年中真南の「直射」を確保できる隣家との距離の目安は、隣家と高低差がない場合「12m」くらいを目安とすると良いです。
12mと言うと中々ハードルが高いと思います。冬を除いた3シーズン真南の直射を確保できる隣家との距離の目安は「6m」くらいなので、これを目安に建物の配置を考えると良いです。
敷地がある場所(緯度)をもとに詳細を計算する方法はありますが複雑なので、ザックリ「6m」と覚えておいて問題ないです。
話が反れましたが、これから建築される東側(写真左隣、ブルーシートが敷いてある箇所です)隣家も日当たりを求めるために大きく南側をあけて建築する可能性が高いため、そこで東側(左側)と南側(奥側)に大きく空間を設けた位置をお庭をまず配置して、そのお庭を取り囲むようにLDKを配置する、というゾーニングを組み立てました。
「最初に庭を配置する?」と思われるかもしれません。ここがポイントです。間取りを考え始める前に、駐車スペースを決め、お庭を配置してから家の間取りを考え始める。この手順が家づくりの成功の秘訣です。
パブリックスペースとプライベートスペースをスパッと分ける
広大なLDK空間中心のパブリック空間と、コンパクトにまとめられたプライベート空間をスパッと分けて、家事負担の軽減と生活感を抑えつつ友人を気兼ねなく招くことができる広大なLDK空間を両立させました。来客が多い方や、モノが溢れないLDK、生活感をなるだけ廃したLDK空間にしたい方におススメの間取りの考え方です。
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