ハーフ吹抜け|建物の容積を増やさず小屋裏スペースを利用して開放感を得る

こんにちは! T.Nakataです!

吹抜けは夢だけど熱効率が気になる。吹抜けを設けるのはもったいない、部屋をもう1つ取った方が良いのでは?? というご意見を頂くことは、わりとあります。

周囲を建物で囲まれて1階の窓からでは採光が心もとない。しかしながら、2階にリビングに持ってくるのは嫌。

吹抜けを勿体なくない方法で設けるには?? ……「ハーフ吹抜けがおススメです!

目次

ハーフ吹抜けとは?

普通の1階よりも天井が高く、2階まで全部使った吹抜けでもない、“半分くらいの高さの吹抜け”のことです。1階部分の天井が通常の約1.5倍、3.5m前後の高さがある空間です。

通常よりも高い位置に窓を設けることができるため、周囲の環境に左右されず採光することも可能ですし、空を見上げることも可能です。

ハーフ吹抜けの上部は2.5階として、ファミリースペース・収納・子ども部屋として利用することも可能です。せっかく設けるなら大胆に、です

吹抜け程、1階部分の「容積」が増えるわけではないので、熱効率もそこまで落ちません。吹抜けのデメリットを少なくした吹抜けのメリットを受けることができるアイデアと言えます。

ハーフ吹抜けは構造計算的に不利

ハーフ吹抜けは、空間利用としてはとてもメリットがあり、吹抜けのデメリットを軽減しているので、とても魅力的なアイデアの一つですが、耐震性…構造計算的には不利です。

1階・1.5階・2階・2.5階と、2階建てが4層構造になり横方向の面(床・天井)が細切れになってしまいます。 単純な1階・2階に分かれている家よりも複雑に力が加わる構造になりますので、耐震的には不利です。

ここら辺のリスクとメリットをどう天秤に取るかを検討の上で採用を検討されたらと思います。

まとめ

何ごともバランス感覚が大事です。 空間の心地よさやデザイン性を優先し過ぎると大きなデメリットを抱えてしまうことも。逆に安全をみ過ぎて、自身にとって全く魅力ない空間になるのもデメリットなので、設計者としっかり話をして納得の上で家づくりをされることをおススメします。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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