こんにちは! T.Nakataです!
先日、超広角レンズを買って実践デビューした記事を投稿致しました。 その後も、何度か撮影してそのデータを加工する中で感じた「レンズの差」をご紹介させて頂きます。
脚立を使わなくていいロケーションが増えた
住宅の写真は、基本的には「煽り撮影」は厳禁です。煽り撮影とは、上を見上げて撮影した写真のことで、
こんな感じで上の方がキュッとしている写真です。
家全体を写真の中におさめようとすると、どうしても上を向いて撮影しがちですが、なるだけ建物から離れて、上を向かず正面の方向を向いて撮影する必要があります。
この写真はこの写真で、アングルの問題は抱えていますが…、煽りを抑えるよう心掛ける(上を向かず正面を向いて撮影する)だけで、カチッとした雰囲気になりますよね。
煽りを抑えつつ、建物全体を撮るコツは、① 兎に角広く写るレンズ(超広角レンズ)を使う ② なるだけ建物から離れる ③ 脚立などを使って、高い位置から撮影する の3つが考えられますが、① の超広角レンズを手に入れることで、③ 脚立などを使う必要がなくなってきました。
この写真は先日、脚立なしで6m道路の反対側から撮影した写真です。超広角レンズであれば、煽り補正をかけてもこれだけ広角に撮影することができます。
SIGMAレンズはシャープでキレッキレ
よく、「SIGMAのレンズはシャープに写る」と言われているレビューを見ていましたが、自分で撮影して加工していると明確に分かりますね…。
「SIGMAレンズはキレッキレ」です! 住宅を撮影する時は、ボケなどを使わない「パンフォーカス」での撮影がメインとなるため、基本的には「解像度が高いシャープな写真」が良いと思いますが、SIGMAレンズはこれです。
これまで使用していた(現在も使用している)CANONの純正レンズでは、後加工でシャープを1・2段階補正をかけることが多かったのですが(多少眠たい写真になりがち)、SIGMAレンズでの撮影の場合は、必要ないように感じます。
発色はCANON純正が好み
CANONは「人肌の発色が良い」と言われるように、暖色系の発色が良く、白い壁の部屋でも、照明の具合いによってはとても温かみのある雰囲気の写真が撮影できるので、私個人としては好みです。
特に、Lレンズと言われる高級レンズ群で撮影した写真の発色は、その他で撮影した写真に比べると「明らかに違うな!」と私のような素人でもわかるくらいの違いを感じます。
対して、SIGMAレンズで撮影した写真は、多少クールな印象の色味で出てくることが多いです。後補正でどうにでもなる部分ではありますが、色合いは毎回の悩みどころなので、最初からある程度好みの発色の写真がでてくると助かります。
SIGMAレンズは微妙に歪みがある
SIGMAの写真は、微妙に…ホントに微妙に「たる型収差」が出ています(12mm撮影時)
フォトショップなどで、1段階…ごく微量の補正をかければ真っすぐになるので気にはなりづらいですが、やはり毎回補正をかけないといけないのは、少し手間です。
ただ、SIGMAも「ZERO-distortion」とうたっている以上、そんなに大きな収差(歪)は感じませんが、CANONの純正レンズがその点は凄すぎるので、毎回気を付けて後処理(画像補正)前提で撮影します。
まとめ
SIGMA(12-24mm)の写真は、兎に角シャープに写り、広く写せるのが大きな2つのメリット。
逆にCANONの純正レンズ(EF16-35mm)は、色合いがキレイで、柔らかい表情の写真を撮るのにピッタリに感じます。
「今後も、2本のレンズを併用しながら撮影していこう」と今のところ考えています。
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