上記の投稿、で家づくりの判断の軸はデザイン性・住みやすさ・性能・コストの4つと述べさせて頂きましたが、これら全てを満たす会社は存在しません。性能やデザイン性を向上させようとすると、コストが比例して上がってしまいます。デザインを優先させると、性能(断熱性・耐震性)が下がってしまうケースもあります。デザイン性・住みやすさ・性能・コストに優先順位を決めて、ご自身の価値観と近い会社を探すことが、失敗しない家づくりの基本です。
CASE.01 コストとデザイン優先
予算がないけどカッコいい家に住みたい!
という方は、住みやすさ(間取り)と性能の優先順位を下げましょう。住みやすさ(間取り)とはつまり「広さ」「動線」。総2階にするためにLDKは1階、水回りを2階に分散させる。といった具合いです。このタイプは、フランチャイズ系ローコストメーカーが特に得意とする分野です。(一定以上のデザイン性を求められる場合はこれに限りません)。
CASE.02 デザイン性は拘らず高性能な家が良い
とにかく冬暖かい家が良い! そのためには少し高くても仕方ない!
高性能にも色々あります。 大きくは、耐震性・耐久性・断熱性の3つですが、これまたどの性能を優先するかも考える必要があります。耐震性を強味としている鉄骨住宅の会社は断熱性は総じて不利ですし、断熱性の高い家を建てようと思うと住みやすさ(間取り)やデザインやコストをある程度制限・犠牲とする必要があります。
CASE.03 コストは度外視してデザイン性も住みやすさ(間取り)も性能も妥協しない
潤沢にコストをかけてデザイン性も住みやすさ(間取り)も性能も妥協しない、という考えもあると思います。中々こういう選択は難しいと思いますが、一つの考え方として間違いではありません。
どの考え方も「間違いではない」
ポイントは、どのような選択をされても「間違いではない」ということです。ただし、その選択に「合った」会社・担当者を見つけることが大事です。 「デザイン性を優先してコストも高くないけれど性能は平均的な会社・担当者」に高性能を求めても割高になってしまったり、「高性能をウリにしているけれどデザイン性はイマイチの会社・担当者」にカッコいい家をリクエストしても、ストレスが溜まる一方…という結果になります。
まとめ:もう一度言います…判断の軸とすべきは…!
大事なので、何度も言います。
1,デザイン性
2,住みやすさ
3,性能
4,コスト
この4つを軸として、会社のホームページや雑誌、SNSなどをチェックしてレーダーチャートを作ってみましょう。
そして、ご自身の考え方に近い会社を探し、絞ってその会社に問合せしてみましょう。 「私は〇〇と△△を重視しているので、この点が得意な会社ですか?得意な担当者を紹介して頂けますか?」と気になる会社に電話やメールでリクエストするか、SNSなどで発信している営業や設計に直接コンタクトを取るのが理想的です。
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