掘り込みカーテンボックスを付けるべきか付けないべきか?|内外連続空間の場合

こんにちは! T.Nakataです!

先日、着工間近のお施主さまのカーテンの打合せに行ってきました。

そのお客さまのリビングまわりの(ザックリした)パースです。リビングと前庭の繋がりを作るために天井と床を連続させたプランです。内外の繋がりを作ると、実際の広さ以上の広さを感じたり色々と良い事があります。

しかし、内外の天井&軒天を連続させた空間とした場合毎回頭を悩ませるポイントがあります。

それは…

カーテンレールです

カーテンレールは通常、窓枠の上にこのように見えてくる感じですが…

最近のご提案で多い天井まである窓サッシ

このように、屋内外での繋がりをあまり重視していない場合は良いのですが、

こんな感じで天井の繋がりを意識したプランニングとした場合…気になりますよね???

レール…

木目 ➡ 白 ➡ 木目という流れが少し残念ポイントになっています。

目次

レールを隠すカーテンボックス

もう一度この写真をご覧ください。

この窓にもバーチカルブラインド(縦型ブラインド)を設置しているので、レールを取り付けるとしっかりと存在感が出てしまいます。 そこで、レールを隠す「カーテンボックス」を設ける方法があります。

このようにカーテンボックスを設けることで吊元の部分を隠すことができ、スッキリとした印象になります。

屋内外の天井の繋がりをあまり意識しない場合で、高さが高い窓を使う場合は、カーテンボックスはマストアイテムだと思います。

もっとも、可愛らしい雰囲気のお宅の場合は、カーテンレールそのものがデザイン性の高いものを採用されたいでしょうから、シンプルモダンな家づくりをされたい方の場合、ではあります。

因みに、インスタグラムでアンケートを取ってみましたが、カーテンボックスの採用に好意的な方が多いようです!

意外だったのは、「思い切ってカーテンも無し!」の評も大分伸びたこと笑

確かに折角屋内外のつながりを作ったのなら、カーテンも不要な外構計画&軒出計画にするのも大事だなと気づかされました。

再度申しますが、このように屋内外の繋がりを天井に求めない場合は、「カーテンボックスを設けた方が良い」の一択なのですが、バーチカルブラインドの場合は約5cm。カーテンの場合はレールを2本入れる必要があるので約15cm幅…結構存在感が出ます。

屋内外の繋がりを重視される場合は、将来も含めてカーテンスタイルをどう考えるか?は重要になります。

まとめ

天井をスッキリとした印象にしてくれるカーテンボックス。天井までの窓とベストマッチのアイテムですが、天井に段差ができるので、そのサイズ感に注意が必要になります。ブラインドスタイルの場合は約5㎝、カーテンスタイルの場合は約15㎝幅が必要となるので、屋内外の天井の繋がりを求める場合には逆効果になる可能性があるので注意が必要です。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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