無くて良かった住宅機能|バルコニーは必要?無いと後悔する?

こんにちは! T.Nakataです!

最近、バルコニーのない家をご提案することがとても多くなりました。
ひと昔前は、バルコニーがあるのが当然でしたので、バルコニーがあることに疑問を持つことすらありませんでした
ただ、私の実家にはバルコニーは無く、賃貸住まいの頃はバルコニーが荒れ放題…(蜘蛛の巣の処理にドギマギすることも!)
という事で、バルコニーを自宅の建築の際に設けませんでしたが、結果後悔はありません。

目次

バルコニーの使い道

まずは、バルコニーの使い道を考えてみます。

・ 洗濯物を干す
・ 布団を干す
・ 庭として使う
・ 景色を眺める

例えば、2階リビング&デッキバルコニーとして使う場合。

写真/廿日市市の家

この使い方は、とっても意味がある使い方ですので、おススメです。
逆に、洗濯物や布団を干すだけの機能しかないバルコニーは、なるだけ設置しない方が良いと思っています。

バルコニー設置のメリット

最近では、乾太くんをはじめとする室内で乾燥まで完結できる機械や、室内干しグッズが増えていますが、それでもバルコニーで干したい!という方も多いです。
バルコニー設置のメリットは何でしょう?

・ やっぱりお日様干しをするとパリッと乾くように感じる
・ 室内干しはニオイが気になるけど、屋外干しなら気にならない
・ 洗濯物や布団をたくさんまとめて干せる

「どれも、屋外に洗濯ものを干すことができる」ことによるメリットです。
つまり、バルコニー以外に屋外に物干しができるスペースを確保できれば、バルコニーを設置しないという選択肢もあるのでは?と考えることができますね。

バルコニー設置のデメリット

バルコニーを設置することによって得られるメリットも多いですが、後悔も多いです。特に最近では、花粉症やPM2.5などを嫌って室内干しを選択される方が多いので、バルコニー設置のメリットとデメリットを比較して、本当に必要か検討しましょう。

・ 掃除が大変
・ 初期コストがかかる
・ メンテナンスコストがかかる
・ 雨漏れのリスクが上がる
・ 物干し・布団干ししか使い道がない

我が家は掃除が大変・メンテナンスコスト・雨漏れのリスクを考えてバルコニーを設置せず、屋内・屋外干しスペースを洗濯室の近くに設けました。
特に「掃除が大変」というのは、大きなデメリットになりますので、水道をバルコニーに付けておくと良いでしょう。

ちなみに写真のように奥行きは1,820㎜…最低でも1,200㎜くらいは取っておきたいところです。洗濯モノを干しつつ、人が歩くことができるのでゆとりが出ます。

まとめ

以前は、当然のように設けていたバルコニーも、乾燥機の発達や花粉症などの敬遠から設置しない家が増えてきました。「景観を楽しむ。バルコニーでBBQを楽しむ。」といったような、ハッキリとした用途があれば、迷いなく設置すべきです。しかしながら、「何となく設ける」ことは、掃除の手間が増えること、コスト増加や雨漏れのリスクがあがることを考慮した上で、バルコニーを設置するか検討するようにしましょう。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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