失敗しない間取りプランを考える手順|間取りのベースを考える(ゾーニングを行う)

こんにちは! T.Nakataです!

駐車場・お庭・「建物の配置計画」がまとまったら、いよいよ間取りを考えます。

しかし、間取りを考えると言っても何から手を付けたら良いか分からないと思います。 玄関から順を追って考える??とは限りません。 間取りは考える順番によって大きく方向性が変わってくるので注意しましょう

目次

ゾーニングを行う

まず、LDK(パブリックゾーン❶)、玄関エリア(パブリックゾーン❷)、洗面室・浴室など(水まわりゾーン)、子ども部屋・寝室(プライベートゾーン)、書斎・ファミリースペース(その他)の5つのゾーンに分けて考えます。その上で、まずはパブリックゾーンから考えるようにしましょう。

① LDKなど|パブリックゾーン = 庭とのつながりを考える
② 洗面室・浴室など|水回りゾーン❶ = ①とのつながりを考える
③ 玄関エリア|パブリックゾーン❷ = ①と駐車スペースとのつながりを考える
④ 書斎・ファミリースペース = ①とのつながりを考える
⑤ 子ども部屋・寝室|プライベートゾーン = ①とのつながりを考える

ポイントは、玄関エリアから考えず、LDKから考えることです。

一番良い場所=LDK

土地の色々な場所に立ってみてください。

この土地のこの場所からのこの方向の景色が好き。

とか

ここら辺に立っているとなんとなく落ち着く。

というポイントが見つかると思います(見つからない場合は…後述します)。

その場所は、きっと「日当たりが良い場所、景色が良い場所、抜け感がある場所」ではないでしょうか?この一番良い場所に家族が過ごす時間が長い「LDK」を配置すると良いでしょう。

リビングは南側へ…にこだわらない

リビングは、一番良い場所に持っていきましょう…とは申しましたが、それは必ずしも敷地の南側には限らなくても大丈夫です。
敷地の北側にリビングを寄せてしまうこともありますし、


リビングの北側に大開口が正解!…ということもあります。

LDKとのつながりを考える

LDKを一番良い場所に配置したら、あとは他のゾーンをLDKとどうつなげるか?に全力投球です。具体的には、水回り(家事動線)、玄関スペース(駐車スペースからの帰宅動線・来客動線)、その他のスペース(書斎の位置・ファミリークロークやパントリーの位置・スタディコーナーやタタミスペースの位置)、最後に居室(LDKとどれだけ離すか?)という手順でLDKとそれぞれの距離感を意識しつつゾーニングしていくとスマートです。

敷地に立っても良いと感じる場所が見つからない?

敷地に立って、気持ちが良いポイントが見つからないと、LDKを配置することができません。LDKを配置することができない、ということは間取りを作ることができません。 では、ダメな土地として諦めるのか? まだ可能性はあります。 それは、
吹抜けや2階リビングプランを検討する」 ことです。
ここの頭の切り替えは、早めにして頂くことをおススメします。吹抜けは熱効率の問題から、2階リビングは将来への不安から敬遠される方も多いですが、日当たり・耐震性・プライバシー性などメリットも多く、特に「敷地に立って気持ちが良いポイントが見つからない場合、吹抜けや2階リビングとすることのメリットがデメリットを大きく上回るケースが多い」からです。

まとめ

間取りを考える際、LDKから考えるようにしましょう。 ついつい、駐車場を決めたらその近くに玄関を置いて、そこからホールやシューズクロークやトイレ…リビングに入って…と考えがちですが、圧倒的に「滞在時間が長い部屋=気持ちが良いスペース」とした方が満足度が高い家になります。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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