実際の広さ以上に空間を広く魅せる方法|家づくりテクニック

こんにちは! T.Nakataです!

最近は、建物や土地、その他諸々の価格が上がってきました。また最近は、住宅の断熱性能も注目を浴びています。故に「コンパクト設計」が大事になります。
そこで「小さく建てて広く住まう」家づくりのプランニング(設計力)が重要になります。一見間取りは一緒でも空間の広さの感じ方はプランニング(設計力)は全然違ったものになります。

本稿では、実際の広さ以上に広く魅せる今すぐ使えるテクニックを7つご紹介します。

目次

実際の広さ以上に広く魅せるテクニック

屋内外の天井(軒天)を揃える

屋内外の天井(軒天)の素材や高さを揃え、ハイサッシを用いて垂れ壁を設けず連続させることで、屋外を屋内空間に取り込むことができ、広く感じます。

ハイドア

床から天井まである「ハイドア」を用いることで、天井と扉の間に垂れ壁がなくなり、スッキリとした印象となり、広く感じます。コンパクトな空間の中に建具(扉)が沢山ある場合、とても有効です。ポイントは、「全ての建具の高さを天井までとする」ことです。

ハイサイドライト(高天窓)

天井付けの高い位置に設ける窓からは「空」が見え、カーテンレスのプランにできれば「抜け感」が演出でき、広く感じる空間となります。

天井に変化を付ける

屋根の勾配なりに天井を設ける勾配天井、吹抜け、ハーフ吹抜けなど、天井に変化をもたらすことで、床面積以上に広い空間とすることができます。

床の高さも揃える

天井と同じく、屋内外の床の高さや素材感を近づける(揃える)ことで、繋がり感が生まれ、広く感じます。

土間を用いる

リビングの一部を土間とすることで、相対的に天井高を高く見せることができ、広く感じます。この時、窓サッシを連窓にするなどして、床から天井までのハイサッシにするのを忘れずに。

インテリアは明るい色で

何より、明るい色でインテリアをまとめることで、 空間を広く感じることができます。 床・天井・壁・ドアと言った面積が広い要素に明るい色を選ぶことで、より広く感じます。

まとめ

如何でしょうか? 一つ一つは「当たり前じゃん!」と思われる項目だと思いますが、「いざプランニングをしよう!」と思った瞬間ではこういった「当たり前」の事が頭から抜け落ちてしまうことが多々あります。

一つ一つの項目は、そこまでコストアップになる事ではありませんので、「コンパクト設計」とあわせて取り入れてみては如何でしょうか?

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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