
こんにちは! T.Nakataです!
家づくり計画の中で、間取り作りは楽しい瞬間の1つですよね。
かねてより、内外観を平行して間取りを作らないとダメとお話してきましたが、


間取りが完成した時にもチェックしておきたいポイントが幾つかあります。
以降も修正可能なこともありますが、もっと打合せが進んだ際に取り返しが付かない(修正できたとしてもコストがかかってしまう)ポイントも多々あるので、漏れがないように間取り確定する前にチェックするようにしましょう。
この記事は以下のような方におススメです
- 家づくり計画の最中。間取りが完成して次のお打合せに進もうとしている方
- これから家づくり計画を始めようとされている方
- 間取りが完成したけれど本当にこのまま進んで良いのか迷っておられる方
では始めます!
外観デザイン・インテリアデザインに納得できているか?
よく「間取りさえ決まれば外観デザインはどうにでもなります」と言う設計者の方がいらっしゃいますが(一級建築士の方だろうが関係ありません…感覚的にそういう考え方の設計者の方は2~3割は居ます…)、どうにもならないことが多いです。そう言う感覚の設計者の方は、デザインのことは考えていない(考えることができない)ことが多いので、屋根計画・躯体計画・窓計画への配慮が少なく、どうやってもデザインを整えることができない間取りが完成していることが多いです。
インテリアデザインについても同様で、間接照明やカーテン、下がり天井といったインテリアを彩るアイデアは後付けで考えることは難しく、できたとしてもチグハグな空間になることが多いです。
間取りが完成した時点で、内外観パースをできる限り見せてもらい、納得ができなければ間取りを変えることも念頭に置きつつ修正してもらうことをおススメします。
(この時点では、カラーコーディネートまでは不要です)
ポイント ① 動線・暮らし方
- 帰宅動線はスムーズか?(玄関→水回り→LDKの動線)
- 洗濯動線は短いか?(洗う→干す→仕舞うが一連でできる)
- 回遊動線が本当に必要か(人が歩くスペースを平面図上にマーキングすると効果的)
- 来客動線と家族動線が分かれているか
- 将来(老後・子ども独立後)も使いやすいか
ポイントは3つ目の「回遊動線が本当に必要か?」です。回遊動線は生活しやすさが向上することで有名ですが、建物の面積が大きくなりがちで、コストアップにつながるデメリットも。ご予算面を気にされる方は「回遊動線は本当に必要か?」をメリットデメリットを比較して再検討すると良いでしょう。
回遊動線に限らず、「動線」と聞けば聞こえは良いのですが、「動線=人が歩くスペース」です。完成した平面図上にマーカーで「人が歩くスペース」に色を塗ってみましょう。
残ったスペースが「収納」と「寛げるスペース」です。このスペースがどれだけあるか?が、寛げる家かどうか?を判断する1つのポイントになります。
ポイント ② 部屋の広さ・使い勝手
- LDKの実寸感覚(畳数だけでなく家具を置いた後の余白)
- ソファ・ダイニングセット・テレビの配置が無理なくできるか
- 各個室の「有効寸法」(ドア・収納を除いた実際の広さ)
- 和室・多目的室の使い道が明確か
- 廊下や階段が狭すぎないか?(引っ越しの際の家具搬入が可能か?)
間取り上の畳数の細かな差は気にしなくても大丈夫です。狭く感じる20帖のLDKもあれば、広く感じて使える18帖のLDKもあります。ポイントは、お手持ち(購入予定)の家具家電が置けるか?と、置いた後の「余白」です。なるだけ、大きな家具は平面図上に記入してもらうようにしましょう。
ポイント ③ 収納計画
- 収納の「場所」は適切か?量は十分か
- 日用品の収納場所が生活動線上にあるか
- ファミリークロークの一は使いやすいか
- 掃除道具・季節もの・防災用品の置き場はあるか
- 将来増えるもの(子ども・趣味)を想定できているか
ものを見せたいか?隠したいか?によって収納計画の方向性が変わるので注意が必要です。その上で、集中クローク型にするか?分散クローク型にするか?も考えておいた方が良いです。 原則は、「ものを使う近い場所に収納を設ける(分散クローク型)」と満足度はアップしますが、人によっては何がどこにあるか分からなくなるので「1か所に全てを仕舞う(集中クローク型)」が適している方も一定数いらっしゃいますので、どちらが自身に合っているか?をよく検討するようにしましょう。
ポイント ④ 水回り・設備関係
- 洗面・脱衣・浴室の独立性(同時使用できるか?)
- トイレの位置が音・視線的に(ご自身にとって)問題はないか
- キッチンの背面・冷蔵庫・家電置き場が現実的か
- ゴミの一時置き場・勝手口の有無。ゴミ箱を置く場所
- エアコンの室内機の設置位置は考慮されているか。室外機・給湯器・エコキュートなどの設備位置が生活・意匠の邪魔にならないか
- LAN・WI-FI計画は考慮されているか
設計者も見落としがちなのがエアコン計画。室内機を考えていたとしても、室外機をどこに置くかまで頭が回っていないことが多く、結果「ファサード面(道路側)に室外機を置く」しかない家になることも。更に言えば、エコキュートが玄関の真横に来ている家もたまに見かけますが、これはなるだけ避けたいのでチェックするようにしましょう。
ポイント ⑤ その他
- 窓の位置・数は適切か(採光・通風・眺望)
- 隣地・道路からの視線がリビングに入らないか
- コンセント・スイッチを適切に配置できるか
特に注意しておきたいのが、窓計画。窓計画の大事さは再三申し上げてきましたが、


間取りが確定した後に窓計画を変えようと思うと、外観・インテリアデザインへ大きく影響してきますので、なるだけ間取り確定時点で窓計画も確定させておきたいところです。
窓の機能は大きく採光・通風・眺望の3つなので、完成した間取りにこの3つの機能は確保されているか?3つの機能が全くない「無駄な窓」はないか?をチェックすると良いでしょう。
最後にひとこと
平面図が完成したら実践してもらいたいことは、
住まわれる家族1人1人それぞれ、朝起きてから夜寝るまでの動きを平面図上で指でなぞってみる
ことです。これを行うだけでも、間取りへの後悔をグッと減らすことができると思います。
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