【保存版】家づくりに役立つ「寸法」 ②|続いて思いつくまま書きます

家づくりの計画を行う上で、とても重要だけれども意外と抜け落ちている…というより「何となく」の認識で進んでしまっていることがあります。

それは「家づくりに役立つ寸法」です。

冗談みたいな本当の話、間取りを考える上で、この寸法が頭に入っていない「設計者」は結構居ます。

(営業が間取りを考えているケースは特に注意が必要です。寸法の重要性すら分からず間取りを考えていることも多々ありますので…。)

先回に引き続き、今回は「家づくりに役立つ寸法」を思いつくがまま列挙していきます。

【保存版】家づくりに役立つ「寸法」① |思いつくまま書きます

家づくりの基本の寸法

目隠し(フェンス)の高さ

失敗しがちな目隠しフェンスの高さ|外構計画単独で考えるとこんなことに!

こちらで詳しくご紹介した、目隠しフェンスの高さ。 一般的に、外構屋さんは「お庭と隣家の目隠し」として提案をされるケースが多く、目隠しフェンスの高さを1.4m~1.6mくらいの設定であることが多いです。 しかし、「屋内と外部との目隠し」と考えると、1.6mでも高さは不十分で、2.1~2.2mくらいは欲しいくらいなので、注意が必要です。

椅子座(幅)

椅子に座った時に必要となる幅は60~70cmです。昨日ご紹介の記事でダイニングテーブルのサイズをご紹介しましたが、これがもとになっています。つまり、1,200㎜幅のダイニングテーブルは4人掛け、と計算することが可能となります。

床座(幅)

床に座った時に必要となる幅は75~80cmです。床に座る際に、胡坐(あぐら)をかいたりするので、椅子座よりも多少幅を必要とします。

天井高

一般的に、最近では標準の天井高を2.4mに設定している住宅会社が多いです。設計者(プランナー)の立場で考えても、2.4mが色々と都合が良いです。

エコカラットのサイズ尺モジュール(910㎜)を使っていること、サッシメーカーの標準寸法の高さは2.4mまでのことが多い、最近流行りの床から天井まであるドア(フルハイドア)も2.4mまでと2.5mでは選べるデザインの種類が変わってくる(2.5mはガラス面が大きなドアは不可なことが多い)…などなどです。

当然、躯体(柱・スタッド(2×4))の長さを変えることによって、2.4mを2.7m…メーカーによっては3.0mくらいまで上げることができますが、プランニングの難易度がグンと上がります。

また、天井高を高くしたからと言って、広く感じる…とも限りません。

私が大好きな建築家の「伊礼智」さんの設計では、天井高は2,100㎜と低く設定されることが多い印象ですが、とても広く伸びやかに感じる家づくりをされています。 窓計画と内外の繋がりを設けたりと、設計の妙によるところが大きいですが、「あまり横が広くない部屋の天井高を高くすると、チグハグな印象になってしまう」ということは考慮しておいた方が良いです。

上の写真は、天井高2.7mのお宅。扉の最大寸法を超える天井高なので、下がり天井など工夫を凝らしました。この天井高を採用した背景には、リビングの幅が一般的な2間(3,640mm)を大きく超える2間半(4,550mm)の25帖という広々としたLDKとバランスを取っての判断です。

クローゼットの奥行き

クローゼットの奥行きは、一般的には600㎜くらいが多いです。男性の肩幅は一般的に、450㎜くらいが多く、更に大き目なコートなどになると550cmくらい取ることが多く、600㎜くらいが妥当と言えますが、扉をつけるクローゼットの場合は、600㎜だと不足を感じることがあるかもしれません。 弊社では、650㎜奥行きのクローゼットをよく採用しますが、そういった理由からです。

(私個人としては、650㎜のクローゼットのみの部屋は収納できるモノの幅が狭いと思っていて、間取り上余程デメリットがない限り910㎜奥行きのクローゼットをご提案するようにしています)。

 

まとめ

寸法に関するあれこれは、話題に事欠きません。まだまだ「家づくりに役立つ寸法」は沢山あるので、今後もご紹介していこうと思います。

 

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    Takashi Nakata

    Takashi Nakata

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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