【大開口×眺望】３方向角地でシティビューとパークビューを望むことができる家

敷地の状況

東・南・西側の４方道路。高い台になっていて、南西側にはシティビュー、西側にはパークビューという、開放的なロケーションの敷地。面積も64坪と広く、住宅を建築する上では良条件が揃った恵まれた土地です。

Ｔさんからのご要望

色々なご希望はありましたが、大きくはこの２点がＴさんからのご要望でした。

設計コンセプト

３方角地ではあるものの、道路からフラットに進入できるのは東側。その東側には道路を挟んで反対側に建物が建ち並ぶため、プライバシー性を確保するのは難しそう。南側も道路を挟んで反対側に家があり、大きな窓もあるため視線は気になるものの、敷地が高台であるおかげで上部には抜け感が取れそう。景色が良いのは南西～西側であることもあり、南側にはハイサイドライト（高天窓）を設けて空への抜け感を設け、西側を大きく開くプランニングとします。

これでもかと言うくらいの大開口の幅は６ｍ以上。軒出とターブで視線と西日をカットしつつ、一面にパークビューが広がります。

「プライバシーに気を配りつつも景観を楽しめる家」がコンセプトです。

外観デザイン

真っ白な塗り仕上げの外壁が青い空に映えます。玄関周辺には木目のタイルをあしらいアクセントに。

インテリア

床は無垢オーク。フルハイドアで余計な線が増えないように配慮。三枚引戸の奥はピアノスペースがあります。ハーフ吹抜けに設けたハイサイドライトが東～南側の光をリビングの奥まで取り込んでくれます。インテリアのデザインコンセプトは「シンプル＆ゴージャス」。全体的にスッキリとした内外観ながら、タイルや無垢材を使用して質感を高めました。

東南側に設けた客間の独立和室。周囲の視線をカットしつつ抜けを感じるような窓配置。

まとめ

正直「土地の魅力全開」。その１点にフォーカスした家づくりで、広島でも有数の設計力が高い工務店さん（違う土地でのプランニング）との比較の中で建築を決めて頂いた理由もこれでした。逆に言うと、ここまで魅力的な土地の場合は、魅力を活かさない手はない…という心意気でプランニングに取り組むべきだと私は思います。

DATA

完成年月	2016.02
敷地面積	213.90㎡	64.70坪
延床面積	140.77㎡	42.58坪
家族構成	夫婦
工法	在来軸組工法
内装（装飾）	エコカラット	スチール手摺
床材	無垢ナラ材
その他	パナソニック／Ｌクラスキッチン

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