【眺望×2階リビング】ワンルームライクな2階にリビングがある家

目次

エピソード

Gさんとの出会いは2年前。当初より自然豊かな土地での家づくりをイメージされていらっしゃいました。当時、「この土地はどうか?」と思われてプランニングさせて頂いた土地は、敷地の3分の1がレッドゾーンに入っている土地。通常防災面に問題がある土地は全力で反対させて頂くのですが、地形・整備された大規模団地にある土地であったこと・住宅の窓計画や構造計画で防災面の問題を解決できることなどの理由からプランニングを進めさせて頂きました。


結果としては、その土地でのご計画が進むことはありませんでしたが、それから1年後、Gさんより

この土地どう思いますか?

とご連絡を頂いたことより計画が再スタートしました。これまた最近の土地探しのあるあるですが、お問合せ頂いた土地は既に販売済。しかしながら、条件に近い土地をお探しすることができ、即日一緒に土地を見に行き、

この土地でプランニングして下さい!

とご要望頂き、ご計画が正式にスタートすることとなりました。

Gさんからのご要望

当初より、Gさんご夫婦のご希望は明確で、自然を常に感じる家づくり
休みの度に田舎にツーリングに出かけられる程アクティブなGさんは、友人を集めてホームパーティーができるスペースと、お庭に最低限の菜園スペース、日常生活の中に自然を自然な形で感じる家づくりをご希望されました。
更に特徴的なご希望としては「お風呂」。

お風呂が好きなので、バスコートが欲しいです!

というご希望を頂きました。 更に、奥さんはネイルのお仕事をされており、

自宅でも施術できるスペースが欲しい!

というご希望から、ネイル室併設の家づくりとなりました。

敷地の状況

北側道路の南側段下がりの60坪以上の広々とした土地。ただし、道路から1m程度地盤面が高いというロケーション。
南側隣地との段差は3m程度あり、普通に1階にリビングを配置しても日当たり面では問題ないような印象ですが、何故か南側隣家のバルコニーが北側にあり、視線が気になりそうです。
東西方向は隣家とフラットですが、隣家の窓が多く、どことなく落ち着かない印象です。

設計コンセプト

南側段下がりのひな壇形状の団地。南側隣家の先は抜け感たっぷりです。南側隣地との敷地の高低差が3m強なので、2階の床高+αであれば周囲からの視線を完全にカットすることができそうです。よって2階リビングプランをベースとする計画にしました。敷地が60坪オーバーと広く、家庭菜園をされるスペースをご希望されていることもあり、1階リビングプランと多少悩む部分もありましたが、リビングとフラットに繋がる10帖強にも及ぶテラスバルコニーを設けることで、2階リビングプランのデメリットを相殺できると判断。2階リビングプランに確定しました。
東西方向への抜け感はないため、建物の形は南北方向に長い長方形に。東西方向には最小限の窓のみとして、南側からしっかり採光、眺望を取り込む計画としました。

外観デザイン

間口が広いスッキリとした安定感のあるフォルムをベースとしつつ、大型庇で重厚感のある外観デザイン。

間口が広いドッシリとしたスッキリとした四角い箱から、玄関エリアをコッポリとくり抜いたような外観デザイン。水平に延びる大型庇をコンクリート調の衝立壁で受け止めるような印象で、安定感と重厚感のある特徴的なフォルムです。【外観未撮影の為パースにて】

インテリア

オープンなテラスバルコニーから見えるのは、青い空と緑色の山の木々のみ。

G邸のハイライトは何と言っても眺望。南側段落ちのひな壇形状の団地にある土地の良さは、その「抜け感」。青い空と緑色の木々しか見えない景色は最高です。バルコニーの横にはバスコートを備えます。

テラスバルコニーはLDKとフラットに繋がります。

テラスバルコニーはLDKとフラットに出入りできるように1階の天井高を調整。内外の繋がり感を重視しました。

下がり天井を設けることでワイド感を強調した開口計画。

LDKの南面は「壁一面が窓」のように感じるワイド感を強調しつつ、カーテンレスで生活できる開口計画としました。空間全体の重心を下げ、なるだけ南側の眺望を阻害する要素は排除。北側は周囲から見下ろされてしまうことになるため、窓を下端が高い位置になるように設置。

リビング横にコンパクトにまとめた水まわり

水まわり空間はリビングの横にストレートに固めました。トイレ・洗面室・脱衣室兼ランドリー・お風呂と繋がります。

玄関に入ってすぐ目に入る光景。内外を曖昧につなげることで、広さ以上の広がりを感じる空間に

G邸のもう一つのハイライトは玄関スペース。玄関入って正面に大きな窓を設けて、内外を曖昧につなげて広さ以上の広がりと自然を感じる空間にしました。【外構工事がまだの為パースにて】

右手に見えるは奥さんのネイル施術スペース

2階リビングプランの弱点は1階の玄関~廊下エリアが貧弱になりがちなところ。その点G邸は「中廊下」型のプランを採用。ネイルの施術に来られたお客さまの目に入っても恥ずかしくない整然とした空間に。

まとめ

2階リビングプランを採用するケースとしては、通常は敷地面積が小さいケースや隣地の影響で日当たりが悪いケースが多く、広い土地の場合はLDKと庭の繋がりが悪くなったりと持て余してしまうものですが、「眺望第一」など明確なコンセプトがあり、そのコンセプトの実現のためにマストと思える手法が2階リビングプラン、というケースも全然アリだと思います。
ただし、「1・2階それぞれどの部屋を置くか?」「玄関周辺が貧弱にならないように」の2点は注意するようにしたいところです。

DATA

完成年月2022.12
敷地面積220.95㎡66.83坪
延床面積98.12㎡29.68坪
家族構成夫婦
工法在来軸組工法
内装(装飾)クロススチール
床材無垢オーク床材
その他さらし階段クリナップ|ステディア

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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