外観デザインのアクセントになる大事なポイント|軒天は木目が命?

こんにちは! T.Nakataです!

外観デザインを見る時、まず目が行くのが「外壁そのものの柄・色」だと思います。 「グレーの外壁綺麗だなぁ…、コンクリートっぽい感じが好き。」といった感じです。 家づくりのご計画が進めば進む程、細かい部分が気になってきます。

昨日ご紹介の「雨樋」についてもそうです。 計画初期の方は殆ど気にならないと思いますが、ご計画が進んできている方は気になってくるポイントです。

そして、家づくりにおいてグッと雰囲気が変わる、ワンポイントの部材があります。 「軒天」です。

軒天は、一般的にはケイ酸カルシウム板の上に塗装をかけて仕上げるのが、コスト的にも色の種類的にも多いです。

白の鼻隠しに白の雨樋、白の軒天で揃えて綺麗な印象です。 ケイ酸カルシウム板+塗装仕上げは、他の部材と同色で仕上げることができるので、「色の点数を減らしたい(増やしたくない)」時は、この仕上げが良く合います。

本日は軒天を取り上げているので気になるかと思いますが、普段あまり意識することは無いのではないでしょうか?

しかしながら、家は下から見上げることが多いので、特に玄関の近くから家を見上げると、自身が思われている以上によく「目に入っている」部材です。

ですので、「軒天にこだわっている家は、デザインにこだわっているように感じる」ものです。

目次

木目の軒天がおススメ

本物の木でも良いのですが、「燃えにくい建物の認定(省令準耐火)」を取るためには軒天も不燃材としなければならないため、基本的には本物の木を用いることは避けたいところです。

木目の軒天材は色々な会社から販売されていますが、私自身は、神島化学工業さんの商品が木目がリアルで、好んで使用しています。

従来よく使用していたのは、私の自宅でも用いた「ラフォーレティンバー」という商品でしたが、本物の木と並べて使うと木目違いが目立ってしまうデメリットがありました(玄関内部はレッドシダー羽目板・中庭部分にはラフォーレティンバーを使用)。

軒天までレッドシダーを貼って仕上げるという選択肢もありましたが、メンテナンス性と天秤にかけてラフォーレティンバーを選択しました。

去年より、「アルテザート」という商品が出てきて、内外の繋がり・壁面と軒天の質感を統一することができるようになってきており、最近お打合せさせて頂いているお客さまにはこちらをおススメするケースが増えています。

アルテザート レッドシダー」も出ており、今日現在私がもう一度家を建築するなら、悩みが1つ減ったのになぁ…と思います(苦笑)。

ともあれ、軒天に木目をあしらうだけで、水平ラインが強調されて家全体が締まって見えます。

寄棟の軒天や庇部分など、目線が近い場所で意外と面積の大きいので、この部分の質感を上げることは外観デザインでは重要です。

まとめ

外観デザインにどことなくパンチがない、外観デザインにどことなくメリハリがない、など、どことなく表情に乏しい印象を受けたら、軒天に注目して木目など表情を与えてあげるとバランスが良くなるかもしれません。 是非試してみてください。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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