注文住宅における「値引き」の意味|大事なのは「担当者との信頼関係」

当然の話ではありますが、注文住宅を建築する際、皆さんとても頭を悩ませるのが「価格」です。

車やパソコンのように、完成品を見てから購入することができるモノの場合は、「最大値引き額」さえインターネットなどで情報を収集することができれば、そこを目標にして値引き交渉をすれば良いのですが、住宅の場合はそうはいきません。

車やパソコンは、「同じモノを皆同じような価格で買っている」という安心感もあるため、金額の妥当性の検証は比較的しやすいです。

しかしながら、注文住宅は「1棟1棟価格が違います」。同じメーカー・同じ間取り・同じ仕様で建築したとしても…価格は1棟1棟違います。

それは、その家を建築する地域・環境・インフラの状況・地盤の状況・道路の状況など色々な要因によって価格が変化してしまうからです。

更に…です。

 

注文住宅において「定価」という言葉自体、私は違和感を感じます。

1棟として同じ間取りで同じ仕様、同じ窓の位置や数などで建築する家がない以上、「定価」はどうやって決めているのでしょうか?

それは、

建築コスト(原価) + 規定利益率 ➡ 定価

という計算で決めていることが多いです。

つまり、1,000万円の建築コスト+30%の利益率の300万円 = 1,300万円(これが定価)/①

といった具合です。

建築会社が重視しているのは「最終利益率」。 これだけです。

例えば、規定の最終利益率が20%の会社であれば、①の家は1,200万円まで100万円値引きが可能ですし、規定利益率が30%の会社であれば、値引きは不可能=定価制の会社ということになります。

もの凄く変な話、

定価も値引き額も、それぞれの住宅建築会社が決めることができる。

というところが問題なのです。

つまり、「もの凄く値引きしてもらった!」Aさんが、「定価で購入した」Bさんよりも「割高」に住宅を建築した、ということも起きてしまうのです。

 

間取りは同じでも、全くもって違う家のことも多々ある?

相見積もりを取っても、価格のある程度の妥当性をはかるチェック機能以外にあまり意味がありません。なぜなら、各社の項目を全て同じ条件にすることは不可能ですし、例え同じ間取りであっても「安く仕上げるための仕上げ方➡見栄えはイマイチ」「見栄えがとても良い仕上げ方➡高い」ということもありますし、「安いけれど人件費を絞っているだけ=技術の無い職人さんが入ってくる」「高い代わりに人件費にしっかりと予算を取っている=仕事の内容も良く、サービスも充実している」といった感じで、「一見同じように見えて中身は全く違うものにして安くなったように装う」という怖いことができるのも、住宅のお見積もりの難しいところです。

 

まとめ|大事なのは担当者との信頼関係

巷で良く聞くハウスメーカー同士でも、下手すると同じ面積で1.5~2.0倍以上価格差がついてしまうのが、住宅の面白い(難しい)ところです。基本的には「値段なり」としか言いようがありませんが、価格面で不満を感じることなく家づくりを行うことができる方法があります。

それは、「信頼できる担当者を見つける」ことです。住宅会社の担当者と「交渉」をしてしまうと、残念ながら基本的にはお客さまに勝ち目はありません。経験値が違います。一見安くなったように見せかけて、目につかない部分を下げている可能性すらあります。

ですので、最初から「規定利益率でのお見積もり」を出してもらえるような「信頼できる担当者」を見つけることをおススメします。

 

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    Takashi Nakata

    Takashi Nakata

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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