覚えておくと便利‼ 奥行きの基本寸法|失敗しない家づくり

こんにちは! T.Nakataです!

収納量や作業場所にこだわって(収納)棚やカウンターを設けても、使いにくかったり使えなかったら意味がないですよね?

幅は皆さん気を付けられるので失敗は少ないですが「奥行き」と「取付高さ」は意外に盲点になるので注意が必要です。

今回は、そんな「棚」や「カウンター」の「奥行き」と「取付高さ」に注目します。

この記事は以下のような方におススメです!

  • 家づくり計画の間取りづくりのタイミングの方
  • 家づくりの設計の仕事に携わっていらっしゃる方
  • 家づくり計画で失敗したくない方

それでは、始めます!

目次

クローゼット

クローゼットの奥行きはハンガーサイズを基準に考えましょう

【 一般的なハンガーのサイズ 】

❶ レディースS 370 – 400 ❷ レディースM 390 – 420 ❸ レディースL 410 – 440
❹ メンズS 400 – 430 ❺ メンズM 420 – 460 ❻ メンズL 440 – 480

おおよそですが、こんな感じです。

ですので、女性のみの服をかけるのであれば、おおよそ450㎜の幅でよく、男性ものの服をかけるのであれば、500mmくらいの幅は欲しい、ということになります。

上の写真は450㎜の奥行きのクローゼットですが、ハンガーパイプが手前側に寄せて設置してあるので、男性ものの服もかけることができますが、服をかけるとクローゼットよりも出てしまいます。

具体的には、こんな感じでクローゼットより服が少し出てしまいますが、これが気にならないなら450㎜奥行きのクローゼットでOK、気になるなら600㎜奥行きのクローゼットにするようにしましょう。

難しいのは、「奥行きが深い=大は小を兼ねる」…わけではない、ということです。 収納の奥行きが長いと、奥のものが取り出しにくくなったり、ウォークインクロークの場合は通路部分が窮屈になって下手をすると引出しを引出しきれなくなる、ということも起こってしまいます。

重要なのは、「何をどのくらい収納するか?」をイメージしながら奥行きを決めることです。

カップボード

カップボード

一般的なキッチンメーカーのカップボードの奥行きは450 ㎜です。一般的な家電やお皿などを収納するにピッタリで、キッチンとの間の通路もゆったりするのでおススメサイズですが、 冷蔵庫とスチームオーブンは飛び出てしまうので、それが嫌な方は650 ㎜タイプを選ぶようにしましょう。

【 代表的なオーブンレンジのサイズ(幅×奥行) 】

① SHARP|ヘルシオ(AX-XA10) 490㎜×430㎜
② Panasonic|ビストロ(NE-BS2700) 490㎜×430㎜
③ 日立|ヘルシーシェフ(MRO-W10A) 497㎜×442㎜
④ 東芝|石窯ドーム(ER-XD7000) 498㎜×399㎜

以上の寸法は本体の寸法です。ハンドルを含めると東芝さんの石窯ドーム以外は450㎜を超えますので、カップボードから飛び出ることになります。

パントリー(収納タイプ)

カップボードにも共通することですが、収納タイプのパントリーの奥行きは455 ㎜(有効奥行きは400 ㎜くらい)がマストです。奥まで手が届きますので、「長い間収納の中に入れっぱなし」というモノが減りますし、何より使い勝手が良いです。

下駄箱

メーカーによってサイズはマチマチですが、一般的な下駄箱の奥行きは350 ㎜~ 400 ㎜。内寸法で(つまり、靴を置く棚板の寸法は)300 ㎜は欲しいところです。

スタディカウンター・本棚

スタディカウンター

学校の机の奥行きは450 ㎜。一般的な本やノートのサイズのA4 の長手方向は297mm なので、本を読んだりノートに文字を書くだけ
でも最低350 ㎜は欲しいところですが、500mm あると作業性に優れたカウンタ―になります。

因みに、一般的によく見かけるA4サイズの本のサイズは210 ㎜ × 297 ㎜。よって、250 ㎜ 奥行きがあるとA4サイズの本を立てることができます。「どうせならA3サイズまで立てて並べたい!」と言う方は、300 ㎜以上、奥行きを取るようにしましょう。

【 代表的な用紙サイズ(規格) 】

・ A4|210 × 297
・ A3|297 × 420
・ B5|182 × 257
・ B4|257 × 364
・ CD|120 × 120

まとめ

カウンター・収納の棚の奥行き寸法は盲点になりやすいです。350 ㎜? 400 ㎜?と聞かれても、中々「400 ㎜欲しいです!」と答えることができる方は少ないと思いますが、難しく考える必要はありません。
「そこに何を置きたいか?」「そこで何をしたいか?」を考え、それを置くことが(することが)できる奥行きを取ることが大事です。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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