キッチンのワークトップ(天板)6種類のメリット・デメリット

こんにちは! T.Nakataです!

キッチンの中でワークトップ(天板)は、様々な素材、色、質感、機能があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
迷われる方も多いワークトップの代表的な素材ごとの特徴をご紹介します。

目次

キッチンのワークトップ(天板)とは

キッチンのワークトップ(天板)とは、調理や下ごしらえなどの作業を行うカウンターのことです。ワークトップの素材にはステンレス、人工(人造)大理石などがあり、ご自身のスタイルに合わせて最適な材質を選ぶことが大切です。

人造(人工)大理石

見た目やインテリア性を重視するなら人工大理石が最適。耐水性、耐久性にも優れています。大理石と名前はついていますが、(人工大理石は)実際はアクリル系またはポリエステル系の樹脂でできており、長く使っていく間に紫外線で黄色く変色することに。現在の素材の主流はアクリル系です。因みに、アクリル系の耐熱温度は200℃くらいなので、熱い鍋を直接置くのは止めましょう。 混同しやすい人工大理石と人造大理石。厳密には2つの素材は違います。 人造大理石は天然の大理石を粉砕してセメント等で固めた素材、人工大理石は天然石の成分は含みません。

ステンレス

最も長く使われているワークトップの素材で、耐水性・耐熱性・耐久性に優れ、掃除もしやすくコストがやすいのが魅力。デメリットは、細かいキズが付きやすいこと。この欠点を補うためにエンボス加工やバイブレーション加工を施した商品を選ぶようにしましょう。ステンレスの加工が得意なメーカーは、クリナップさんとトーヨーキッチンさんです。

有機ガラス

透明な板ガラス状プラスチックでできたガラス。航空機の窓やサングラスなどに使用されている素材で、細かいキズが付きにくく、お手入れがしやすいのが特徴。一般的な人大カウンターの硬度が3Hに対し、パナソニックさんのグラリオカウンターの硬度は9Hです。デメリットは、高価であること。また、わずかに酸やアルカリには腐食してしまう可能性があるため、「汚れない」 と過信せず早めに汚れはふき取るようにしましょう。

セラミック

セラミックは、焼き物ならではのデザイン性が特徴です。熱にとても強く、高温のフライパンや鍋を置いても変色や変質がないので安心です。また、表面は硬いので滅多なことではキズが付かず、調味料をこぼしても染み込みにくいです。デメリットはコスト。また、重量があるため、キッチン本体の強度が必要になりレイアウトに制限が出ることです。2022 年5月現在、セラミックトップの取り扱いのあるメーカーは、LIXILさん、クリナップさん、トクラスさんの3社です。

メラミン

樹脂などを重ねたメラミンの化粧板を合板に接着させて作るメラミンワークトップ。価格が安く、インテリア性が高いのが特徴です。また、耐熱性や耐水性も高く、キズが付きにくく汚れもつきにくいです。デメリットは、経年劣化で下地が剝がれたり、角の部分の継ぎ目
が弱点になることがあります。取り扱いメーカーの代表格は、タカラスタンダードさん(アイカ工業製面材を使用)、 グラフテクトさん。

タイル

個性的な空間にキッチンを仕上げたい時に有効なタイルカウンター。 カントリースタイルやモダンスタイルなど色々なインテリアに合わせることが可能です。タイルの耐熱性・耐久性は高く、耐水性にも優れるため、汚れてもサッと拭くだけで綺麗を保つことができます。

デメリットは、割れることがあることと、目地汚れが気になる点です。目地汚れは蝋でコーティングを施すと防ぐことは可能ですが、日々のお手入れが手間に感じるかもしれません。基本的にはオーダーキッチンでの採用となりコストが嵩みます。

まとめ

昔から代表的なワークトップ素材であったステンレスと人造大理石・人工大理石に加え、現在は様々な素材をワークトップとして選択することができます。キッチン・お風呂・洗面台・トイレという住宅設備の中で、恐らく一番長く使用するキッチンだからこそ、ご自身に合った特徴のワークトップを選択して頂けたらと思います。
キッチンメーカーによって取り扱いがある素材に違いがあるので色々なメーカーの話を聞かれると良いと思います。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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