こんにちは! T.Nakataです!
最近は、「庭は必要ない」と仰られるお客さまが凄く多いです。その理由を伺ってみると「草が生える」「手入れができそうにない」「(コスト的に)勿体ない」というご意見が多いです。
これは、「建物は建物」「庭は庭」と分けて考える方が一般的に多い事が起因しているのでは?と思います。
「お庭を建物と一体で考える」ことで、家づくりの幅が広がり豊かな生活を楽しむことができかもしれません。
外空間を積極的に取り込む
敷地の空いた空間を積極的に屋内に取り込む。これを意識すると、ぐっと豊かな生活を楽しめる可能性が増えます。この考え方自体は、最近広まってきていますが、「あまり使っていない」残念な空間になっていることも多々あります。日々の生活の中で「自然と」使える外部空間にできるよう気をつけましょう。
まずは、内部空間と外部空間をシームレスに移動できる空間にしましょう。床高を合わせる…床から土にいきなり降りるのではなく、奥行きの大き目なタイルテラスやウッドデッキを設けると良いでしょう。
素材的には、木製のウッドデッキが夏場でも熱くなり過ぎず、冬場も冷たくなりにくいので、素足でも気軽に出られます。掃除機をかけることもできるので、メンテナンス性にも優れます。
逆に、タイルの方が水洗いができることと紫外線を受けても劣化が少ないので、長い目で見ると長持ちです。現実的には、割れる可能性もあるので一長一短ではありますが、綺麗な状態を長持ちさせやすい利点があります。
なるべく、「気軽に出やすい空間」を目指しましょう。
外部空間とつなげる内部空間はカーテンレスを目指す
外部空間とつなげる内部空間は、カーテンレスで過ごせる空間を目指しましょう。「カーテン」は外部空間との「遮蔽物(しゃへいぶつ)」となるため、閉めているだけで「外に出るのがおっくうになる」ものです。とにかく、「気軽に出やすい空間」の邪魔になるものは排除することを考えましょう。
外部空間とどの部屋をつなげる?
外部空間と内部空間をつなげる場所としては、LDKが一般的です。BBQを行うならダイニングやキッチンの近くがおススメ。食材を運ぶ距離が短くてすむので、気軽にBBQを楽しもう!という気になる事でしょう。
その他には、洗濯洗面室。近年バルコニーを設けず屋内干しをご希望される方が多いですが、外部物干し空間もあわせて設けておくと安心です。
ファミリースペースから出ることができるバルコニーも良いと思います。プールを出して水遊びをする、という遊びの幅も広がることでしょう。
まとめ
外部空間を積極的に屋内に取り込むなら、気軽に出やすい空間をとにかく目指しましょう。使わない空間になってしまえば、コストとスペースの無駄になってしまいます。
どうしても屋外にそのような空間を設けることが難しい場合は、屋外のような室内空間を設けるという次の手段を考えると良いのですが…それはまた後日ということで!
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