こんにちは! T.Nakataです!
家づくりのプロセスにおいて、地鎮祭と双璧をなす記念すべき日があります。それは、「上棟」です。
上棟とは?
私自身は、木造の会社にしか在籍したことがないので、鉄骨メーカーで上棟という概念があるかどうかは分かりませんが、基礎から1階の床までしかない状態から、1~2日で屋根仕舞いまで一気に骨組みを組み立てる日のことを上棟と言います。(ツーバイフォー工法の会社に在籍していた時は、「建て方」と言っていたことを思い出しました)
(細かくは、屋根の一番上の梁の棟木を上げる日のことを言います)
最近は、写真のようにレッカーを使って作業をすること、プレカットで材料があらかじめ工場でカットされていることなどから、あっと言う間に上棟してしまいます。
本日の上棟も、朝の8時からスタートして昼の1時くらいには屋根組みまで終わりました(!)
高い所まで重たい材料を持ち上げてくれるクレーンは100人力!
ただし、道路が狭いなど、クレーン車が入らない場所での工事の場合は、木造の場合はトラックで近くまで材料を運んで「手組み」を行うこともあります。(工場で材料をある程度組んでくる会社さんの場合は施工自体が不能な場合もあるので、道が狭い場所での新築をお考えの方は、事前に各住宅会社に施工の可否を確認するようにしましょう)。
上棟当日は、構造上主要な柱のみ組み立てるので、スカスカの状態です。斜めの材料は「仮筋違」と言い、仮に取り付けている補強材です。 ですが、1日でここまで組み上がります。
上棟祭(式)とは?
上棟時に儀式を行う風習もあります。これを上棟祭(式)と言います。
「無事に棟が上がったことに感謝しお祝いをする」という目的で、基本的には施主さまが職人さんをもてなすことを目的とします。
上棟式自体は、簡単なセレモニーを行う会社が多いですが、塩や米やお酒を建物の四方に撒いたり(工事開始時にも撒きますが…)、簡単な祭壇を作って儀礼を行ったり、現在の手法は様々です。
後に、直会(なおらい)という宴会を行い、職人さんとお施主さまのコミュニケーションを図る場になります。先述の通り、お施主さまが職人さんをもてなすことになりますが、段取りや進行は施工会社が行ってくれます。
上棟祭(式)はするものなの?
上棟祭は年々開催される方が少なくなってきています。近隣配慮から、日曜日には開催できないこと、六曜(大安・仏滅…など)を気にされる方の場合、お施主さまのご家族の予定を合わせることが難しいことも大きな要因です。建築の場合更にややこしいのは、大安であっても、十二直の三隣亡に当たる日などは避けた方がいいなど、独特の慣例があります。
もし上棟祭(式)を行いたい場合は、日程は早めに担当者と決めておきましょう。
(ただし、当日ひどい雨が降ってしまうと順延になってしまうので、行えなくなってしまいますのが悩みどころです)
まとめ
家づくりのプロセスの中で、とても記念になる上棟。工事現場が一番変化する日ですので、楽しんで挑めるように準備しましょう。
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