こんにちは! T.Nakataです!
最近は、和室…ことに続き間までしっかりと取られたり、縁側をつくられるお宅は減ってきています。
和室を設けられても、リビングに併設している和室という形態が一般的になってきています。
LDKで寛いでいるちょっとした時にゴロンと横になったり、小さなお子さんがいらっしゃったら寝かしつけスペースとしたり、お子さんの遊び場として使用したりと、部屋として使うというよりもスペースとして使う方が多い印象です。
和室は座って使う部屋
当然ですが、和室にはタタミを敷いてあります。タタミが敷いてあるということは、テーブルを置いて椅子に座ったり、ソファを置いたりせず、タタミに(座布団を敷いて)座って使います。なので、自然と「LDKや洋室よりも視線が低くなります」。
和室は視線を調整すると心地よい空間になる
そこで、「和室に座った時の視線をLDKの高さに近くする➡小上がりにする」か、「和室の重心を下げる」ことを考えます。
一般的に多いのは、「小上がりにする」方法です。
注意点は、バリアフリーにならないので、ルンバが掃除してくれなくなりますし、和室からお庭に出る時の段差が大きくなるため、どうやって調整つけるかが悩みどころになります。
和室は重心を下げるのがおススメ
私は、和室の重心を下げることをおススメしています。
具体的には、掃出し窓の高さを洋室よりも低く抑え、意図的に視線を下げます。和室とリビングの間仕切りを絞ってどことなく空間を分ける(心理的な距離感)をつくることもあります。
本来、和室はそこまで直射を必要としませんので、開口部を絞って落ち着いた雰囲気とする方向性で検討します。
和室 ⇔ デッキの繋がり。
上下開口を分けて下部の窓を雪見障子的な使い方ができるように。開口を絞って落ち着いた雰囲気とする目的も。
まとめ
今回ご紹介のテクニックは、建物の建築コストは殆ど上がりませんが和室(タタミスペース)をとても豊かな空間に変容させてくれます。和室(タタミスペース)をどのように使うか?を検討して、どのような雰囲気の和室とするかよく検討するようにしましょう。
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