こんにちは! T.Nakataです!
家づくりの計画を進める中で、こと注文住宅のご計画では「どう考えても一度立ち止まった方が良いのになぁ…」という方をよくお見受けします。
無理して計画を進められた結果どうなるか? ……大概「後悔が残る家」が完成する結果となります。
計画を一度立ち止まった方が良い方とは、いったいどのような方でしょうか? また、逆にそのまま進めても良い方はどのような方でしょうか?
家づくりの計画を立ち止まった方が良い人
ズバリ結論から申し上げます。
家づくりのプロセスを楽しめていない方
この1点です。
とてもシンプルですよね? でも、これが一番の本質だったりします。
苦しみながら家づくりをする方
これは、そのお施主さまだけが原因というわけではなく、担当の営業・設計の能力だったり相性などが関わってきます。
今月が決算なので今週末までに結論下さい!
と、間取りもほどほどにイマイチ完成する家のイメージが沸かないうちに契約を迫られるパターン。
ご予算は?ふむふむ、ご年収が十分なので絶対大丈夫!今すぐご計画しましょう!来年には更に土地も建物も値上がりしますよ!
と、家づくりという「モノ(コト)づくり」とは全く違う(建売的?な)ベクトルで打合せが展開していくパターン。(提案自体は…
まぁ…こんなものかな…。
というワクワクや驚きは特にない中、淡々と打合せをこなされる、こういったパターンは意外と多いのではないかと思います。
注文住宅の打合せにはワクワクを求めて
家づくりの打合せには、ワクワクを求めることがおススメです! そのためには、担当の営業・設計者も楽しんでくれるスタッフであることも大事です!
更には、ワクワクを感じる打合せ…提案の演出。 お客さまと家づくりのプロが同じ方向を向いて「お客さまに合った」家づくりを模索する…。
そういった家づくりが理想です。
家づくりの3つの重要なポイント
とは言え、家づくりの打合せが楽しいからと言って盲目になってはいけません。 家づくりの重要なポイントはしっかりおさえておく必要があります。
項目としては、以下の3つです。
① 意匠性(デザイン)
② 性能(耐震性・断熱性・耐久性
③ コスト
どれか一つ良くてもダメで、全体を高度にバランスさせることが大事です。もっと言えば、そのバランスが、お施主さまの潜在的なご希望と一致していれば、ストレスなく打合せを行うことができることでしょう。
ネガティブは波及する
注文住宅の打合せにおいて、設計者を困惑させるタイプのお客様No.1は「完璧主義者」です。完璧を求める姿勢自体は良いのですが、得てしてこういった方は「他者にも100%を求められます」。
「絶対大丈夫ですか?」「一番良い方法はどれですか?」「保証してくれますか?」といった言葉がキーワードになりますが、これでは家づくりの提案を行う側が委縮してしまい、楽しくありません。
「良い家をつくろう!」というマインドから「クレームが出ないように出ないように…」と色々な面で大きく安全を見た、当たり障りのない事しか言えない、新しい提案のないネガティブな空気が打合せに流れます。
この流れになると、何故かあり得ないミスが発生し、アンラッキーも重なってミスがミスを呼ぶ負のスパイラルに入る…。
そんな現場を、傍目にいくつも見てきました。
とは言え、元々の完璧主義者はあまりいらっしゃらないものです。
家づくりのプロセスの中で、担当者や住宅会社との間の信頼感が揺らぐような事件…不運な事故などが起きた時に、お施主さまが完璧主義者(他にミスがないか探し始める)に変貌するケースが殆どです。
こう言ったことにならないように、注文住宅においては、信頼できる担当の営業・設計者(プランナー)を見つけ、共に家づくりを行うことが大事になります。
まとめ
家づくりの仕事をしていたらあるあるなのですが、「ミスってはいけない!」というピリピリした空気が流れる現場に限り、普段起こらないような…信じられないトラブルがどんどん起こります。「何でこの人の現場に限って…凄く気を使っていたのに…」と言った感じです。
逆に、気持ちよく前向きな仕事に集中させて頂けるお施主さま(決して馴れ合いではなく、信頼関係という意味です)との家づくりは化学反応が起きて、作り手側も驚くような家づくりができたりもします。
家づくりの打合せの中で「どうしてもポジティブになれない」「打合せがしんどい」と言うマインドに陥った方は、無理せずに一度立ち止まって、落ち着いてから改めて計画を進められることをおススメ致します。
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