2022年の戸建て住宅事情|2021年のウッドショックを皮切りに価格上昇継続中

こんにちは! T.Nakataです!

新型コロナを発端に、ウッドショックに始まり半導体不足、ロシア・ウクライナ戦争と、物価を引き上げる要因となることのオンパレード。物価が上がるという事は…住宅も値上がりしています。

結論から申し上げますと、2021年の今の時期に比べると、最低でも坪3万円…場合によっては7万円以上上がってしまう会社もあります。(平均的な30坪くらいのお宅で100万円~200万円くらいのアップです)。

弊社も去年木材費が1.3~1.5倍くらいになりました。 これだけでも100万円くらい上がっている計算になります。

お客さまからの声も、「値上がりは仕方ない」というご意見が多く、何もかもが上がっているから仕方ない…と納得されていらっしゃる方も多いです。ですが、同時によく聞かれるのが「今後価格は下がりますか?」というご質問。

ここ1年の値上がりはとても急なので、下がる可能性はゼロではありませんが、可能性は低いです。

と言うのも、私自身この業界で20年仕事をしていますが、一度上がった価格が下がったことは1回もありません(キャンペーンで一時的に下がる場合を除きます)。

よって、「価格が上がったから買い控えよう」というのは、あまり意味がないような気がします。

目次

具体的に何が値上がりしている?

〇 木材:構造材(柱・梁など)、フローリングやドア、下地の合板など木を使った部品・設備全般。価格は1年前に比べて30~50%アップです。

〇 金属建具(窓・玄関ドア):ここ2~3年くらい少しずつ上がっています。ただし、樹脂サッシは流通量が増えてきた影響か、あまり上がっていない=樹脂複合サッシとの価格差が縮まってきている印象です。

〇 住宅設備:キッチン・お風呂・トイレ・洗面台といった住宅設備。各社値上がりを発表されています。上がり幅は5%以上です。

〇 コンクリート・水道工事など:一見大きな値上がり要素を感じないこういった項目も、値上がり傾向に感じます。(工事棟数が減っているから単価が上がる?)ここはよくわかりません。

〇 その他、解体工事費用・外構工事費用・杭打ち工事費用も、最近業者から上がってくる見積もりが「高くなったなぁ…」と感じます。

つまり、殆ど全てが高くなりつつあり、かなりな圧迫になっており、とても建築会社が吸収できる上がり幅でない…というのがこの1年です。

まとめ

価格アップが急な現在だからこそ、過去の情報ではなく、今現在の情報をしっかりと収集して妥当性を検討する必要があります。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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