こんにちは! T.Nakataです!
家づくりのご計画をされている方の7割は土地を購入して住宅を建築される、いわゆる「土地無し」のお客さま。私の場合多いパターンは、
気になる土地情報を目にしたのですが、どう思いますか?
とご相談を頂くケース。実はこれが成功パターンです!
では、失敗するパターンとその理由をご紹介致します。
失敗パターン❶|不動産屋さんで土地探し
えっ?何が悪いの?と思われるかもしれませんが、これが一番多い失敗パターンです。 不動産屋さんは土地のプロです。「不動産屋さんにとって良い土地」は、 東南角地で明るくて、立地もとても良く、道路も広い。そんな「優等生」な土地です。
ただ、そういった土地はとても高価で中々手が出るものではありません。「一見イマイチに見えるけれど磨けばとっても良い土地」 が住宅をプランニングする立場の我々から見て、コスパが良くとても良い土地だと言えます。
☞ 設計者と一緒に土地を探すと土地価格をおさえられるかも?
冗談みたいな本当の話で、同僚のお客さまで実際にあった話ですが、
とても安く土地を買う事ができました!
と喜んでご来店されましたが、その土地を詳しく調査をしてビックリ。「擁壁」を施工しないと住宅を建築することができない土地で、800 万円で取得した土地に対して600 万円造成工事が必要…ということに!?
これでも、まだ住宅を建築できるだけマシ!?で、土地によっては「住宅の建築がそもそも無理」という可能性もゼロではないので、「住宅のプロ」 の意見を聞いてから土地を購入することをおススメします。
☞ 安過ぎる土地には理由があります
失敗パターン❷|過剰な土地面積を求める
ここ最近は、物価の上昇に加えて「土地価格も上昇」傾向です。正確には「土地価格が二極化」しています。例えば、坪単価50 万円のエリアで5 坪(駐車場1台分)余分に土地面積を求めてしまうと、金額差にして250 万円…。
「ゲスト用に駐車場の予備を1台分」と余分で5坪土地面積を広げてしまうだけで、250 万円です。 ひょっとしたら、ゲストが来るたびにコインパーキング代をゲストに払ってあげた方が安上がりかもしれませんね。
☞ 必要な土地の広さを把握するにもやはり家づくりのプロの力が重要!
失敗パターン❸|複数の業者に土地探しを依頼
沢山の業者に土地探しを依頼すると良い土地が見つかる可能性が上がるかも!?と思っていらっしゃる方も意外と多いですが、これは間違いです。不動産流通に掲載されている情報をはじめ、不動産屋さんや住宅業者が持っている土地情報の9割以上は、共有されています。つまり、複数の業者に土地探しを依頼しても良い土地が見つけられる可能性は殆ど上がりません。
住宅会社は特に、土地を探してくるのはその会社で家を建築して欲しいから。
逆に、「この会社で家を建てるのはちょっと…」という会社から良い土地情報が入ってしまうと、 イマイチだと思っている住宅会社で家づくりを検討しなくてはならない、という事態に陥ってしまうケースも少なくありません。
☞ 土地探しのコツは依頼先の量よりも質!
まとめ
住宅を建築するための土地探しに関しては、主目的は「住宅を建てる」事で、その主目的を満たすために「土地を探す」という主従の関係が大前提。これが、いつの間にか「土地を探す」ことが主目的になってしまい、「土地マニア」のように条件をドンドン釣りあげて…結果「良い土地が見つからない!」と何年も土地探しに没頭してしまうケースも良くあります。「住宅を建てる」 プロにじっくりと土地探しの条件を精査してもらい、一緒に土地を探す…。気になる情報が入ったら、信用できる(建築したい)住宅会社(担当者)に直ぐに連絡してその土地を評価してもらう、というプロセスが土地探しで失敗しない最大のコツです。
家づくりのご相談
家づくりに関するご質問・ご相談は気兼ねなくご相談下さい。(広島・山口県岩国エリアの方につきましては、家づくりのプランニングのご依頼も承ります)
コメント