「本当に必要?それとも要らない?」|新築に不要な何となくの〇〇 ベスト4

こんにちは! T.Nakataです!

このところ、建物の価格が急激に上がっています。これまでなら「どうせなら…」「何となく他の人が作っているから」という曖昧な理由で設けていたスペースが、コスト的に重く圧し掛かってきます。また、メンテナンスコストが嵩むモノにも注意が必要です。当たり前に感じるモノが本当に必要かしっかりと検討しましょう。

本稿では、以前なら「当然」と思われていたモノの中で「不要なのでは?」と再考する必要がある〇〇4つをご紹介致します。

この記事は以下のような方におススメです

  • 見積もりの提示を受けたら大幅に予算をオーバーしてしまった方
  • 家づくりのコストを少しでも削減されたい方
  • 家づくりへの柔軟な視点を持ちたいを考えていらっしゃる方

では始めます!


目次

新築に不要なモノ ベスト4

Best.4|何となくの「回遊動線」

上の間取りは、最近プランニングさせて頂いた方の1階部分間取りです。
帰宅動線を青来客動線を紫家事(洗濯)動線の一部を緑で表現しています。


帰って靴とコートを脱いで洗面台で手を洗って、F.CLで着替えてリビングに帰る」一連の動作を一筆書きで行ける帰宅動線❶。「帰って、重たい買い物袋をホールに置いてから、靴をSICで脱いで、手洗器で手を洗って、ホールで買い物袋を持ち直し、パントリーで買い物袋の中身を出してキッチンに出る」一筆書きで行ける帰宅動線❷

玄関からホールに上がってリビングへ」というシンプルな来客動線は、生活感を感じるキッチンの裏側や収納の中身を目にすることがないので、急な来客があっても安心。

脱衣室で脱いだ洗濯物をランドリースペースで干して洗面室の棚とF.CLに仕舞う」という直線的な洗濯動線

一見、とても利便性の高い良い間取りに見えますが、コストという視点から言うと、

  • 殆ど1階で生活が完結してしまうくらい1階に部屋が集中した間取り
  • 帰宅動線と来客動線を合計3つ設けたことによる面積増

という1階の面積が大きくなる=コスト増の要素を含んだ間取りになっています。

回遊動線は、生活のしやすさという面では大きなメリットを持った動線計画ですが、動線とはそもそも人が歩く場所ですし、回遊動線より直線的な動線の方が人が歩く場所が多くなるので、必要最低限で計画的に導入する方が、コスト的には有利です。

Best.3|何となくの「和室」

「旦那さんが長男で、将来確実に仏壇が来る」と言った明確な、必要な理由があれば問題ありません。ただ、殆ど使わない可能性もありますし、和室の分だけリビングが狭くなるので「何となくリビングの横に和室」を設けるのはおススメできません。

代わりに、リビングの一角に3帖くらいのタタミコーナーを設けるだけで、お子さんの寝かしつけのスペースにできたり、ちょっと休むスペースは確保することができます。

ダイニングの横に併設した3.7帖のタタミスペース。

更に、そのタタミも置きタタミとすることで、タタミが必要な時期を過ぎたら除けて床に戻し、リビングを広々と使うことができます。

Best.2|何となくの「小さいバルコニー」

注文住宅においては「バルコニーは不要」というご要望を頂くことが増えてきました。室内物干しご希望の方が増えてきた影響もありますが、コスト・お掃除・メンテナンス費用・防犯などのデメリットがあるバルコニーは、思い切って無くしてしまっても良いと思います。

「バルコニーがないと布団干せないじゃん?」と思われるかもしれませんが、窓の外に物干しバーをつけたり、窓自体にひっかけて干すことは可能です。布団や洗濯物を干すだけの小さなバルコニーの設置は、要検討をおススメします。

もちろん「大きなオープンバルコニーで眺望を楽しむ」とか「お庭だとプライバシーを保てないので、バルコニーを広く取ってお庭のかわりのスペースにする」と言った明確な目的があれば、積極的に大きなバルコニーを設けることをおススメします

ここで注意が一つ。 「バーベキューを広いバルコニーで楽しむ!」というご要望は、「ホントに他にバーベキューができるスペースはないのか?」「ホントにそこでバーベキューするのがベストか?」を再確認しましょう。 例えば、(ウッド)デッキバルコニーの上でバーベキューをするとフロアにキズが沢山つきますし、焼けた炭や油汚れをしっかりと掃除する必要が出たり、排水溝が詰まらないように注意したりと、色々と手間がかかるので注意が必要だからです。

そう言った意味で、屋上バルコニーに対しては個人的には否定的です。

  • 屋上に「わざわざ」行かないといけない ➡ そのうち使わなくなるリスク大
  • 雨漏りリスクが高い ➡ しっかりとした防水処理が必要 ➡ コスト割高
  • 屋上に上がるたけに階段とペントハウスを作る必要がある ➡ コスト割高

という、ある意味致命的なデメリットをはらんでいるので、「絶対に継続的に頻繁に利用する可能性がある」「コスト増以上のメリットを感じることができる」かどうか、しっかり検討するようにしましょう。

Best.1|何となくの「窓」

「窓計画を見たら設計者のプランニング能力が分かる」と言われる程重要な「窓」。窓は、掃除が大変だったり、断熱性能が落ちたり、壁が綺麗に見えなかったりと、デメリットも多いです。「何となく窓がないと暗そう」とか「通風のために開けるかもしれないし…」という「保険」で窓を取ると逆に後悔する結果になることも多々あります。

最近、「お風呂に窓は不要」というご要望がSNS発信で増えてきています。

確かに、掃除する箇所が増えたり、断熱的に少し不利ですが「少しは陽光が入った方が落ち着く」という方もいらっしゃいます。 「ご自身にとってどうか?」をしっかりと検討して窓計画を行うようにしましょう。

窓計画については、過去何度もご説明しております!

まとめ

「リビングに接続した和室」「バルコニー」「窓」。以前は、当たり前のように取っていたこの3つ。建築コストが上がり続けている今この頃の注文住宅建築においては、思考停止でこの4つを(過剰に)取り入れたプランニングを行う後悔を生むポイントになります

例えば和室、4.5帖のコンパクトな和室に押入や床の間を付けて合計6帖のスペースを取ったとします。坪数としては3坪、コスト的には100万円から150万円くらいでしょうか。

これだけあれば、家全体をフローリングから無垢の床にして、キッチンのワークトップをセラミックにして、1Fのトイレをネオレストにグレードアップしてもお釣りが来るかも?

「世間一般では当たり前」「何となく」で、ご本人にとって無用なモノを取り入れてしまうと、スペースとコストが無駄になってしまいますので、「何故〇〇が必要なのか?」を一つ一つ検討することが家づくりでは大事になります!

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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