北東角地の高台にある扇形の土地に建つ家

広島市東区|H様邸


敷地面積 | 196.79㎡(59.52坪)

延床面積 | 114.19㎡(34.54坪)

完成年月  2022年02月


マンションからの住み替え

Hさんのご計画は所有されるマンションからの住み替えのご計画。最初に家づくりのご相談を頂いてからこの土地を見つけられるまで約半年の時が必要でした。その半年の間、様々な土地をご覧になられる中で「土地に掛けるご予算・どのようなお住まいを建築されたいか」など、色々と優先順位をつける「体験」を重ねてこられました。同時に、その時間の中で「家づくりの計画を進めるなら是非!」と私を家づくりのメンターとしてお選びいただきました。
そんなある時「この土地をどう思いますか?」とご連絡を頂いたところから具体的な家づくりの計画がスタートしました。

敷地の状況

Hさんの気になられた土地は、古家付きの「クセのある土地」…私の大好物です(失礼)。

  1. 北東角地
  2. 高台にある土地(道路との高低差がある土地)
  3. 扇形の土地
  4. 南側隣地が2m近く高い
  5. 古家の駐車スペースは縦列2台分(並列駐車のスペースをつくるには造成工事が必要)

中々にクセがある土地です。ただ、法面で有効面積が削られるとは言え、59坪と土地の元々の面積は広め。加えて、高台になることで「抜け」をつくることはできそうな予感がします。また、「扇形の土地」は「庭を複数に分ける」ことでグッと魅力あるプランニングになる可能性があります。

庭を分けるテクニックについては、以下でご紹介しています。

また、同じような扇形の敷地での建築実例はコチラ

販売元の不動産屋さんに「建て替えでのご計画のお客様がいらっしゃいますが…?」とお問合せをさせて頂いた時「現地はご覧になられましたか?建て替えには中々に難しい土地ですよ?」と念を押されたのは今でも鮮明に覚えています。一見難しそう…でも磨けば光る土地に対するプランニングは、個人的にはとても力が入ります。

Hさんからのご要望

マンション暮らしに慣れているので、広いリビングと寝る時以外は1階で生活が完結できるような間取りが良いです。
加えて、今の家がリビングにつながる広いバルコニーがあるので、LDKと繋がる広いお庭が欲しいです。

マンションはワンフロアで生活ができるので、現在の住まい方を踏襲できるような間取りが良いとご要望されるのは当然のことです。
また、元々お住まいのLDKがとても広く、それに合わせた大きな家具はそのまま新居に持って行かれたいというご要望もあったため、物理的に広いLDK(家具を入れてジャストサイズのLDK)を確保することも絶対条件でした。
加えて、元の住まいがマンションの最上階で、広い屋上バルコニーがリビングから繋がっているお宅でしたので、「広いお庭」をご希望されました。

設計コンセプト

れだけクセのある土地の場合、セオリー通りにゾーニング(配置計画)をしても満足いくプランになることは少ないです。

1つ1つ条件を整理して「ゾーニング」にしっかり時間をかけることが重要です。

敷地の特徴を思い出してみましょう。

  • 北東角地
  • 高台にある土地(道路との高低差がある土地)
  • 扇形の土地
  • 南側隣地が2m近く高い
  • 古家の駐車スペースは縦列2台分(並列駐車スペースをつくるには造成工事が必要)

普通に考えると南側をしっかりとあけて庭として、大きな窓を設けて採光する。洗濯物も南側に干すように計画して…と考えがちなところ、
① 北東角地 ② 高台にある土地 ③ 扇形の土地 であることを活かして、お庭を機能別に分けることとしました。
洗濯庭 ➡ 高台で風の抜けが良く周囲の視線がない北側に(普段は、ファミリークローク兼室内物干しスペースに干す)

ファミリークローク兼物干しスペース。屋外にも洗濯モノを干すことができる
ガラス扉からエコカラットを大胆にあしらった壁が見える

家の北側に大きな掃出し窓を設けて物干し庭にするという一見変わったスタイルです。

普段お使いの庭は東側。キッチンの直ぐ前に設けました。
家族でバーベキューを楽しまれたいというご要望を受け、LDKとフラットに出入りできる木目調のタイルデッキを設けました。タープを取り付けるための金具を窓の上に設置。周囲の視線をカットする配慮も。また、キッチンから見てお庭は東側。順光で抜け感を楽しむことができます。

並列で駐車できるように駐車スペースを造成して、3台駐車できるように。奥の土の部分には屋外物置を置けるスペース。 南側隣地との距離を3m程度取り、採光の補助に。とはいえ、荷物の搬入用の掃出し窓は設けていますが、1階の窓からの冬場の採光は期待していません。

南側の掃出しは隣家から見下ろされる位置関係にあるので、ダブルのプリーツスクリーンで補助採光&荷物搬入用の窓に。採光のメインは吹抜けからとしています。

隣家との高低差、距離感などを緻密に計算して、LDK全体に効果的に採光しています。このように、敷地のクセを読み解き、一つ一つ解決していくことで、古家が建っている状況では中々に想像がしにくい家の計画が可能となります。

外観デザイン

道路斜線制限いっぱいいっぱいの中、軒の出があるシンプルスタイル。ツートンカラーで2階を少しオーバーハングさせることで重厚感と変化を生み出したデザインです。目隠しフェンスで囲われた庭には大きなタープを取り付けますが、外観デザインの邪魔になりません。

インテリア

LD+KスタイルのLDK。階段部分にあしらったエコカラットが特徴的。

キッチンからはLDK・お庭・階段スペース・水まわり全体を見渡すことができます。

何となく特別感を感じる玄関スペース。こだわりのエコカラットを一面に貼り、ユニバーサルダウンライトで照らす。

2WAYのシューズクロークのおかげで玄関スペースはスッキリを保つことができます。

主役はキッチン。ご夫婦の”好き”を一目で感じることができます。

気になる土地を見つけたらまず相談

クセが強いゆえに、相場よりも安価に土地を取得できました。とはいえ「クセが強い土地=格安な土地」とは言えず、逆に煮ても焼いてもダメな土地もありますし、調理するのに予想外にお金がかかってしまう土地も多々あるのが土地探しの難しいところ。
そこで「土地を見つけたらまず相談」できる家づくりのプロのメンターを持つことが、土地探し…家づくりの成功への近道と言えます。

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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