住宅の見積もりのつくり方3種類|積み上げ方式・セレクトプラン方式・坪単価方式

昨日お話した、ローコストメーカー(の一例)の資金計画について。

ローコストメーカーについて|オプション・追加工事にご用心

これは、いわゆる「坪単価方式」の見積もりについての注意点を述べました。

実は、同じように感じる住宅nお見積もりは大きく3つあり、会社によって見積もり方法が違います。見積もりが3種類あることを知っておくだけで、実際にお見積もりを取られた時にその見積もりに対する理解が深まると思います。

では、どのような3種類の見積もりがあるか順番にご説明していきます。

 

① 積み上げ方式

その名の通り、材料を1つ1つ積み上げて家の総額を出す方法です。

木材費用が〇〇円、大工手間賃が〇〇円、クロスが〇〇㎡で〇〇円…といった感じで、1つずつ項目を積み上げて家の価格を出します。

メリットは、1つ1つ項目を出すので、かなり正確な見積もりが出ます。 自由設計の家はほぼこの方法で見積もりを行う必要があるので、主に木造の大手ハウスメーカー以外ではこの方法で見積もりを行っています。

デメリットは、各業者に見積もりを取るので、見積もりに時間がかかります。また、見積もりをつくる積算担当によって金額が増減してしまいます。

とは言え、最近では「大工手間は〇〇円/坪」、「木材は〇〇円/坪」という風に、次にご紹介する「坪単価」方式をこの見積もり方式に取り込んで見積もりを作る会社が多いです。(弊社もこの方法です)

② 坪単価方式

昨日ご紹介した、ローコストメーカー(の一例)の見積もり方式です。

〇〇という商品は、30坪なら△△万円/坪、29坪なら△□万円/坪…と標準坪単価を設定し、家の形が凹凸したら、1P(910㎜)ごとに×千円/坪アップ、という風に坪単価を加算していきます。

基本的なルールが当てはまらない特殊な項目が出た場合は、見積もりを取って補正していくので、特殊なケースにもある程度は対応が可能です。

私が昔所属していた会社もこの方式で、当時25歳の私でも見積もりが可能でした…これが大きなメリットです。

経験が浅い人でも計算でき、誰が計算しても同じような金額となり(誤差が少ない)、見積もりに時間がかかりません。

デメリットは、かなりの数の母数が必要…過去の建築実例のデータの集積を行い、見積もりのシステムを作る必要があるので、ある程度以上の規模の会社であるか、FC(フランチャイズ)に加盟するか?などする必要があります。

非常に合理的な見積もり方法ですが、

建物金額=〇〇坪×△△.△万円=□□□□万円

としか見積もり金額が出てきませんので、見積もりの根拠が気になる人にとっては、ブラックボックスのように感じる見積もり法ではあります。

 

③ セレクトプラン方式

ローコストメーカー・大手ハウスメーカー・FC加盟店など、幅広く使われている方式で、いわゆる「規格住宅」と言われている「商品」がこの見積もり方法であることが多いです。(大手ハウスメーカー・地場ハウスメーカーなどでは「ローコスト商品」をこのセレクトプラン方式としている会社が多いです。)

数種類~数千種類のセレクトプランがあり(カタログで選ぶような感覚です)、気に入ったプランが決まると、建物価格が決まります。

これに、オプションをどんどん足して行って、合計価格を算出する、という方法で見積もりを行います。

メリットは、建物価格を簡単に出すことができることで、下手をすると数分~数十分で見積もりを作成可能です。

逆に、大きなデメリットとして、セレクトプランに土地を合わせることになるため、複雑な家は不可能ですし、土地と建物がミスマッチ…ということも多々出てきます。当然、お施主様に合った細やかなプラン変更はできず、選べる仕様の数も限定されます。

 

まとめ

如何でしょうか? 同じ見積もりでも、算出方法は色々あります。 一般的には、① 積み上げ方式 をイメージされる方が多いと思いますが、現在では全てを積み上げて見積もりを作成している会社は皆無です。①の積み上げ方式と②の坪単価方式をある程度組み合わせながら効率的に見積もりを算出しています。 皆さんの性格に合った見積もり方法の会社を選択するようにしましょう。

 

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    Takashi Nakata

    Takashi Nakata

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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