こんにちは! T.Nakataです!
注文住宅で間取りやデザインのような大きな部分は皆さん気を配られるので大きく失敗しにくいですが、「そこ!?」と言うような小さな点…忘れがちだけど後悔が大きいポイントが幾つかあります。
今回は、その代表的な「忘れがちポイント」をまとめてご紹介致します!
この記事は以下のような方におススメです
- 家づくりの打合せの最終段階の方(チェックリストとしてご活用ください)
- 家づくりのご計画の初期段階の方(こういうところに気を付けた方が良いんだな…程度にご覧ください)
- 家づくりの後悔を減らしたい方(したくない方)
では始めます!
小さな項目ほど後悔大き目な事実
注文住宅を建てた先輩方が失敗したと感じている点で最も多いのが「コンセント」。これは昔からの鉄板ネタで、かく言う僕自身も自宅の建築でコンセントの位置が幾つか失敗したなぁ…と感じております。
リビングが狭かった!
とか、
日当たりが悪かった!
と言ったような、間取り的な後悔は意外に少ないです。
一見小さな項目…ちょっとしたことの方が後悔が大きいのが家づくりです。だからこそ、間取りが完成した時に細やかな点をチェックする必要があります。
コンセントの位置
もう、ずっと昔から鉄板の家づくり後悔ポイントがコンセントの位置。
- 食器棚のコンセントの数が足りなかった
- リビングで寛いでいる時にスマホを充電できるコンセントが無かった
- 寝室で寝る時にスマホを充電できるコンセントがベッドから遠い位置にしかなかった
- 食事する時にホットプレートを使うためのコンセントが無かった
- クリスマスツリーの電飾を付けたかったけれどコンセントが近くに無かった…
- 除湿器・加湿器を置く場所を考えていなかった(コンセントが無かった)
- エアコンのコンセントが目立つ位置にあった
- 洗面脱衣室で意外にコンセントが必要なことが盲点だった(シェーバー充電・電動歯ブラシ充電・ドライヤー・ヘアアイロンなどなど)
後悔の種類も様々なので、朝起きて夜寝るまででどこの部屋でどんな家電製品を使うか?を間取りを見ながらシミュレーションすることをおススメします。
エアコン設置場所|室外機置場
大開口を設けたりハイサッシ(天井まで・天井近くまである窓)を設けると開放的で明るいですよね! しかし窓が多い(大きい)=エアコンの設置場所が少ない ということになります。また、エアコンを設置すると屋外に室外機を設置する必要が出て来ますのでウッドデッキと位置が被らないように注意が必要です。
室外機と言えば、エコキュートが屋外に置くモノの中で一番大きく、存在感があるので注意が必要です。間違っても、外観のメイン(ファサード)の面に大きなエコキュートの貯湯タンクが出てこないようにしましょう。
火災警報器
最近、とても人気のあるオシャレな木目の天井。そこで注意が必要なのが「火災警報器」。最近でこそパナソニックさんから「黒い」火災警報器が発売されていますが、基本的に火災警報器は「白」です。折角のオシャレな天井もノイズが入ってしまう魅力半減。そこで、上の写真のように壁に配置するなど検討しましょう。
WiFi機器設置場所
インターネットを利用される方が殆どと思いますが、WiFi 機器を設置する場所は忘れがち。収納の中が見た目的には理想ですが、「壁1枚隔てるとスピートが半分になる」と言われますので、露出させるか中継器を設けたり有線も併用したりなどが好ましいことも。
床下点検口
床鳴りなどのトラブルが起きた時など、床下の点検の折の入口になる床下点検口。床に穴を開けてフタをしているという簡単な造りであることから、床下点検口の上を歩くとギシギシと鳴ることもあります。また、多少の段差もできるため、頻繁に通行する場所に設置してしまうと、意外に気になります。
なるだけ、メインの動線上から外れた場所に設けるように注意しましょう。
掃除機収納スペース
なるだけ沢山収納が欲しいです!
とご希望される方ほど、失敗してしまうのが収納計画。
何時使う何をどこに収納するのか?
収納計画は、具体的に暮らしを想定しながら考えることが大事です。
特に、リビング周りでサイズも大きく収納場所に注意すべきなのは「掃除機」。
- キャニスター掃除機 ➡ 収納場所・コンセントの位置(部屋・廊下・階段)に注意
- スティッククリーナー ➡ 充電器用コンセント=収納場所・アタッチメントの収納場所(ここ盲点)
- ロボット掃除機 ➡ 本体&基地置場・クリーンベースが必要かどうか?
特に最近人気のスティッククリーナー。コンパクトでとても軽く便利で、しかも本体自体がスタイリッシュでリビングの一角に置いておいてもインテリアのようにオシャレなものも出ていますが、盲点になるのがアタッチメント。色々と細々としたパーツを収納する場所に注意が必要です。
また、ロボット掃除機の上位機種では最近クリーンベース(ゴミを本体から吸い上げて貯めておく場所)がある機種もあり、とても便利ですが、サイズ(特に高さ)も必然的に大きくなるので注意しましょう。
普段履き用の靴収納
シューズインクロークを設けて、スッキリとした玄関スペース…。しかし、特に1WAYのシューズインクロークの場合は「普段履きの靴を収納する場所」を設けないと、シューズインクロークに靴を入れて土間を裸足で歩かないといけなくなります。もしくは、玄関土間に沢山の靴が並ぶ…という事態になってしまいます。
ダウンライト ➡ 意外に眩しい
最近の新築の照明計画は、「ダウンライト」をベースに提案されることが多いです。
天井からポコっと出てくるシーリングライトよりも天井面をスッキリできますし、シーンを選ばずオシャレな空間にすることができるため、採用されるケースが多いですが、注意点も色々あります。
- よりスッキリとした空間、オシャレ度の高い空間を目指す場合はダウンライト=天井の穴は邪魔になる。
- ダウンライトはシーリングライトに比べ直線的な光なので、直下に居ると眩しく感じる(人もいる)。
実際、僕自身もダウンライトの光が眩しく感じます。そういう方は、
- 寝室|調光機能を付けても眩しさを感じてしまうため、光源の位置を頭の位置から離すようにしましょう。
- リビング|ソファでくつろぐ位置の真上に光源が来ないように気を付けましょう。
余計な窓
(暗いと言われるのが怖いので)
迷った時は窓を付けておくと失敗がないですよ!
と設計者に言われて違和感を感じる方は少ないのではないかと思います。
窓をたくさん取ると明るく・広く感じるため、「困ったら窓をたくさん付けておこう」と設計者も考えがちです。
暗い!
とクレームが来る可能性よりも、
明るすぎる!
というクレームが来る可能性の方が圧倒的に低いからです。
しかしながら「何となく窓・とりあえず窓」は注意が必要です。
窓にも色々デメリットがあるからです。
- 過剰な窓は断熱性能的に不利に働く
- 外からの視線が気になる
- 意匠的に不利に働く
- 耐震構造的に不利に働く(こともある)
- 家具の配置が限られる(こともある)
- コストアップの原因に
意外に色々とありますよね? 窓計画は慎重に…。
トイレットペーパーのストック収納
トイレットペーパーのストック場所も意外と盲点になります。トイレ内に12ロール分設けることができれば理想ですが、難しいようならトイレから最短距離に収納を設けると良いでしょう。
まとめ
家づくり計画の中で「後悔大き目だけど」忘れてしまいがちなポイントを10コまとめてご紹介しました。皆さんの家づくり計画の後悔が少しでも減ることに貢献できれば幸いです!
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