2022年の家づくり計画を振り返り｜今年も１年ありがとうございました

2022年12月21日2024年5月9日

こんにちは！　T.Nakataです！

はやいもので、今年も後残すところ数日となりました。

今年のはじめ、

去年は新型コロナやウッドショックと、色々と住宅業界も変化を求められる１年でしたが…

と述べさせて頂いておりましたが、

広島市南区の家｜Ｍ邸

年初にプランニングのご依頼を頂いてから９月にお引渡し完了した「広島市安佐南区の家」です。テーマは「森の中に住まう家」で、床にアカシアの無垢材を使ったり、差し色で随所にグリーンを使ったりと、気分が上がる家です！　大小の回遊動線を組み合わせて家事負担の軽減も図った、実用性も兼ねたお家です。この頃から、ご提案の建物の窓計画の仕方に少し変化が出て来ました（徹底的に不要な窓は外すように…）

東広島市の家｜F邸

続いては２月にプランニングがスタートし、10月にお引渡しが完了した「東広島市の家」です。突板のフロアーとフラットに繋がるデッキはウッドタイル。大きな吹抜けで解放感抜群の、大人インテリアの家です。玄関や水まわりを北～西面にズラッと並べてLDKはスッキリ形状。生活感がなるだけ出ないように注意しました。この頃から、軒天や外壁に神島化学工業さんのアルテミュール・アルテザートを積極的に採用させて頂くようになりました。僕の主観ではありますが、軒天と外壁両方に使える木目のサイディング材で一番リアルかな？と思います。

廿日市市の家｜Ｔ邸

こちらのお宅は、現在建築中で来年２月にお引渡し予定の「廿日市市の家」です。Ｔさんとの出会いは、ユーザー様からのご紹介で土地のご購入後だったのですが、その土地取得の際に色々と問題を抱えられていらっしゃいました。土地も堀込車庫を撤去しつつの、宅地造成が絡む工事で大変でしたが、完成間近まで進んでおります！当初はインナーテラスがある特徴的なご提案でしたが、割合オーソドックスな内容に最終的にはまとまりました。

広島市安佐南区の家｜Ｇ邸

こちらはお引渡し直前の「広島市安佐南区の家」です。実はＧ様との出会いは去年で、当初は全く違うエリアの違う土地でプランニングさせて頂いておりましたが、１年越しに土地を変えてのご計画でした。自然あふれるロケーションの土地を活かすべく、２階リビングと広々バルコニーが特徴の家で、内外観ともにオシャレな仕上がりになったのでは？と思います。　外構工事がまだで、外観写真はまだ撮影できておりませんが、全てが完成したら改めて撮影をお願いして、建築実例でアップさせて頂きます！

東広島市の家｜Ｋ邸

コチラは、現在建築中の「東広島市の家」です。Ｋ様はとても思慮深い方で勉強熱心で、ファンタジスタ藤本さんのブログを始め、SNSやインターネットを駆使して家づくりの勉強を重ねられていらっしゃいます。僕も知識と経験をフル回転させながら拘った家が完成する予定ですので、こうご期待下さい！

広島県安芸郡の家｜Ｈ邸

古家の建て替えのご計画の方のお宅です。最終的にライフプランの資金的にうまくいかず、ご計画が無期延期になってしまいましたが、三角形の街中にある土地での計画でありつつ、難易度の高いご要望が多いお宅でした。

広島市西区の家｜Ｍ邸

インナーテラスと広い土間収納があり、ゆったりとした玄関ホールが特徴的な家です。残念ながらコストの兼ね合いで他社さんで建築されることとなり、この家が実際に建つことはありませんでしたが、南側に水まわりを配置したり、広い軒下空間があったり、キレイに繋がる壁面があったりと、とても×２建築頂きたかったお宅でした（残念）。

※ このように、今回は建築頂くことができなかったお宅もご紹介していきます！　今年１年は、他社さんで建築されることとなった方はＭさんとあわせて２件。自分に足りなかったモノやコトが見えてくるので、こう言った「残念だったこと」もしっかり振り返ることが大事ですね。

広島市安佐北区の家｜Ｆ邸

市街化調整区域に建つ、スキップフロア・リビングのある家です。スキップフロアは「大胆な空間構成」を心がけて採用しないと、デメリットがメリットを上回ってしまいます。　周囲からの視線の出し入れ・家族との関わり方、色々な項目を綿密に検討してから採用を決めるべきだと思います。Ｆ様にとっても、そういった項目を伺った上で「スキップフロア」がベストと考え採用しました！

まだまだ詳細お打合せの段階ですが、楽しみな１邸です。

広島市安芸区の家｜Ｓ邸

シンプルな箱型の外観デザインにカントリー系の可愛い雰囲気のインテリアというシンプルスタイルの家です。家事動線最優先で考えつつ、８×９マスの箱型にこだわったプランニングでした。四角の中で色々なご要望を詰め込むのは簡単なようで中々に難易度が高いです！　ご家族との調整・お子さんの出産が絡み、ご計画の再開待ちの状況です。

広島市南区の家｜Ｍ邸

いやぁ…無茶苦茶難易度が高かったです！　建蔽率・容積率・防火対策・３階建て・３世帯住宅。キーワードだけでおなか一杯になります笑。結局、ご予算の関係でご計画自体が頓挫されました。　ご提案自体はかなり気に入って頂けておりましただけに、残念です。廊下が無い間取り、玄関ホールが無い玄関など、色々なモノを取捨選択しつつ容積率をおさめる…、大変でしたけどとてもプランニングし甲斐があるお宅でした。

広島市佐伯区の家｜Ｎ邸

このお宅も、ご提案自体はとても気に入って頂けておりましたが、コストの調整がつかずご計画が長期延期になったお宅です。最近の建物コストの高騰は大問題です。　…比例して性能も向上しているので、思ったより「コスパ」は落ちてないんですけどね。

そしてこのお宅も、「斜線制限」という難題と戦った家でした。第一種低層住居専用地域の西側道路の南北方向に短い30坪の土地。中々にエキサイティングな条件と思いませんか？？

東広島市の家｜Ｓ邸

新興団地でのご計画の「東広島市の家」です。熱効率を重視されていらっしゃったので、エアコン２台で１軒を賄えるようにオープンスタイルのプランニングをさせて頂きました。家の断熱性能を上げていくと、各部屋を遮蔽するのではなくワンルーム設計をする方が快適な住まいになるので、間取りの方向性も変わってきますね。　　現在は、出産の絡みでご計画再開を待たせて頂いている状況です。

東広島市の家｜Ａ邸

今年２件あった「他社さんでの建築」のお宅の２軒目の「東広島市の家」です。耐震性能・断熱性能・オーソドックススタイル・ある程度お施主さんが間取りをイメージなどなど…悪い意味で僕の力を全く発揮することができなかったな…と反省しきりで申し訳なかったお宅です。最終的には「耐震性の安心感」を最重視され、ユニット系の鉄骨メーカーを選ばれましたが、家づくりのあり方についてもっとお話すれば良かったな…と感じる一邸でした。

広島県安芸郡の家｜Ｔ邸

現在造成中の中規模団地でのご計画のお宅でした。ご成約のお約束まで頂いておりましたが、「今すぐ建築できる場所が見つかったから」という、「何故？」と思うような、しかし土地を探して注文住宅を建築される方にあるあるのパターンで、建築頂けない事となった、僕にとってとても苦い経験をさせて頂いたお宅です（汗）　36坪という割合コンパクトな敷地に２台駐車、縄跳びができる小庭、回遊動線を設けた生活重視のプランニング。　ただ、今思えば「保守的過ぎたかな…」と感じてしまう自分も居ます。

広島県安芸郡の家｜Ｍ邸

先のＴ邸と同じ団地の同じ敷地条件にプランニングしたＭ邸です。36坪の敷地に車３台でこれまた難易度高めのご計画でしたが、ある意味取捨選択が上手なお施主さまで、良い感じに纏まりました。造成完了が令和６年の春ですが、建築までにブラッシュアップを重ねる予定です！

広島県安芸郡の家｜Ｍ邸

先のM邸と同じ団地でのご計画のＹ邸です。　僕にしてはとても珍しく切妻屋根の家です。

36坪前後の土地は、車２台＋３～４LDKを建築するに、とても都合が良い広さです。土地の価格も最近は上昇傾向にあるので、無駄に広過ぎると簡単に予算オーバーになってしまいます。

その点、業者もそれは承知しているため、業者が造成する団地の土地の広さは35～40坪くらいに区画割りすることが多いです。　なので、業者が造成する中規模程度の街中団地でのご計画はコスパが良いのかもしれませんね。

話が反れましたが、Ｙ邸も建築頂くのは令和６年の春から。　まだまだプランは暫定なので、建築までにプランの詳細の煮詰めを行っていきます！

広島市安佐南区の家｜Ｕ邸

大工さんからご紹介頂いたお客さまのお宅です。　現在、ご実家を含めた家族会議中とのことですが、最近注目のホテルライクなインテリア空間が特徴の家です。　インスタ…ではなくtiktokを参考にされていらっしゃる奥様で、「tiktokもカバーしなければならないのか！」とお打合せの中で衝撃を受けた今日この頃です（笑）。

また話が反れてしまいますが、最近はインスタを参考にされる方が非常に増えています。色々な情報を手軽に入手できるのは、非常に良い事だと思います。　ですが、ここで注意点が３つ。　「情報の発信者が誰か？」「その情報は正しいのか？」「その情報はご自身に合っているのか？」。プロ施主という言葉が増えてきているように、インスタの情報発信者はユーザーさん側であることが多いです。情報の裏を取るのは当然として、家づくりは「良い・悪い」という軸の他に「合う・合わない」という軸でも物事を考えないと迷子になりますので、情報の取捨選択をしっかり吟味して行うようにしましょう。

広島市安佐南区の家｜Ｎ邸

現在造成中の団地でのご計画のお宅です。　広島県では、大規模な新興団地が今後出てくる可能性はとても低いので、こういった小～中規模団地（10～300区画）での家づくりが増えてくるかもしれませんね。

さておき、この「広島市安佐南区の家」は、「釣り部屋」や「ドレスルーム」など、ご夫婦の生活スタイルに寄り添った空間づくりが特徴の家です。とても夢のあるご夫婦で、僕もそれをカタチにすることに全力を注いで中々に特徴のある家になってきている、建築が楽しみな家です！

広島市安佐南区の家｜Ｔ邸

着工直前のお宅です！　土地を見て「絶景！」と叫びたくなるくらい、景色が良い土地です。　なので、最近は「窓は最小限に…」という傾向ではありますが、こういったロケーションが良い土地では窓をしっかり取る方が良いと思います！（その分、無駄な窓はしっかり削ります）今後の建築の様子や完成写真などは、改めて投稿させて頂きます！

東広島市の家｜Ｆ邸

現状「８割方弊社で建築」と言って頂けているお宅です。「残り２割は何ですか？？」と笑い話をさせて頂きましたが、それはさておき、最近の僕としては珍しく洋風なお家です。　以前、洋風なモデルハウスを担当させて頂いていた折は得意としておりましたが、ホント久々。シンプルモダンな家と建具やサッシ高、その他色々と考え方が違うので、洋風な家もプランニング楽しいです！

広島市安佐南区の家｜Ｏ邸

現在プランニング中の「ブリッジがある家」です。北側が絶景の土地でのプランニングですが、こういう土地…好きです。僕は写真も趣味にしているので常々思いますが、北側の柔らかい光は安定していて、中庭を取るにはむしろ北側が最適ではないか？と感じたりもします。

まとめ

如何だったでしょうか？　件数が多いので、駆け足でご紹介致しましたが、ご依頼頂いた件数が21件、内10件がご契約、計画中止4件、他社さんでの建築2件、進行中（中期延期含む）6件という１年でした。

「2022年にプランニングのご依頼頂いたお客さま」という特殊な条件でまとめたので分かりにくいかもしれませんが、僕個人の感想としては…「もっと件数を減らしたい」笑

１カ月平均２件でしょ？楽勝じゃない？？　と思われるかもしれませんが、そうでもないです笑

実際は、これ以外にも「正式にご依頼を頂く前のラフプラン」や「モデルハウスの監修」などなど、実数以上にプランニングさせて頂いております。

加えて、１件１件、現地調査・測量・ご要望ヒアリング・間取り作成（基本設計）・３DCG作成・プレゼン作成・資金計画作成・ご契約後コーディネート打合せ参加・ショールーム見学立会などなど、ガッツリ入り込ませて頂いて家づくりに携わらせて頂いていますので…、件数を絞って時間をかけて家づくりを行いたい！と最近切に思います。

家づくりが好きなので全然苦ではありませんが、最近「時間が足りないなぁ…」と感じることがしばしば…。

今後、「ご提案に少しお時間頂いても良いですか？？」とお願いすることも出るかもしれませんが、「丁寧な家づくり計画」のためなので、なにとぞご容赦下さい。

2023年も、全速力で駆け抜けますので、引き続きよろしくお願い致します！（無理やり急に〆ました笑）

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