こんにちは! T.Nakataです!
先回、コチラで家づくり計画のスタート前にすべきことについてご説明致しましたが、では実際スタートして家づくりのパートナーを探していこう!という段階で、どういった依頼先を選んだら良いか迷いますよね?
住宅を建築できる会社かどうかは別として、2022年3月末時点の建設業許可業者数は47万5293業者で、無茶苦茶多いです。
家づくりのご計画を始められる方の強い味方のSUUMOネット(注文住宅)さんに登録している「広島県」の会社だけでも71社。全部順番に調べて問合せする…のは現実的ではないかもしれません。
このように、建築している会社は幾多とあり、ご自身に合った理想的な建築会社を探すのはとても大変です。
そこで、家づくりの依頼先はどのようなところがあるか? 大まかにでも分類でき、そのうちご自身の家づくりのパートナーとしてどのグループが合うか?だけでも目途をつけることができれば、その後の計画が凄く楽になります。
この記事は以下のような方におススメです!
- いえ作り計画をスタートしたばかりの方
- 家づくり計画のパートナー探しの仕方が分からない方
- そもそも住宅を建築できる会社がどんな会社があるのか分からない方
- ご自身の理想とする家を建築できる会社がどんな会社か分からない方(知りたい方)
建築会社(住宅会社)を体系化するだけでも、とても楽になるので是非活用参考にして下さい!
それでは、始めます!
家づくりの依頼先は大きくわけて5種類
建築業者は47万社以上ありますが、家(注文住宅)を建築している会社は大きく5つに分類することができます。
他にもあるでしょ?抜けはないの?
と思われるかもしれませんが、安心して下さい。ほぼほぼ抜けはありません!
家(注文住宅)を建築している会社
- 大手ハウスメーカー
- ローコストメーカー・FC(フランチャイズ)加盟店
- 工務店
- 地場ハウスメーカー(デベロッパー)
- 設計事務所
1・2と3・4・5で色分けをしたのは、それぞれ親和性が高い(似たような傾向にある)からです。
一般的には、1.大手ハウスメーカーと2.ローコストメーカーは、全国展開で「大量生産・工場生産」による「効率化」により「コストカット」を行い、大手ハウスメーカーは「品質の安定化・独自開発による差別化(ブランディング)」を、ローコストメーカーは「徹底的なローコスト化」を行っている会社です。
3.工務店と4.地場ハウスメーカーと5.設計事務所は、1つの県(エリア)に近県を加えた施工エリアで営業されている会社で、一般的にはプレカット程度の工業化はしているものの、受注生産がメインで1棟1棟個別の家づくりを行う会社です。
あくまでも「傾向」なので、大手メーカーでも1棟1棟こだわった家づくりもできますし、地場ハウスメーカーの中にも大手ハウスメーカー並に「標準化」している会社もあります。ただし、そういったイレギュラーパターンは「コスパ」は悪くなる「傾向」があるので、担当者によく確認することをおススメします。
大手ハウスメーカー
更に次のように細かく分類することができます。
- 性能(断熱)にこだわりのメーカー
- 向上で8割生産し、現場作業を徹底的に排除して工期を短縮している会社
- 木材にこだわりのある会社
- デザインとアイデアにこだわりの会社
多種多用ですが、全体的な傾向としては以下のような感じです。
- コストは高め(基本・オプションとも)
- 保証は眺め・サービス充実
- 材質・設備の選択肢は少な目
- 自然素材には否定的(な人が多い)
よく「設計自由度が低い」と言われがちですが、「標準品のみを使えば」低いだけでコストや手間を気にしなければ設計自由度が高い会社も多いです。基本的な技術力は高いので、工務店では不可能(なこともある)「大開口」や「オーバーハング」などお手のものです。そういった意味でも、「標準品以外」に快く対応してくれる担当者か?そもそも「標準品以外」の提案の幅を持っている担当者か?が重要なポイントになるかもしれません。
ローコストメーカー
明確な定義はありませんが、読んで字の如く「ローコスト」が魅力の会社です。大手メーカーの約半額~6割程度の価格での計画も可能ですから凄くコスパは良いように見えます。ただし、ローコストを実現するために色々な制約(デメリット)があるので注意が必要です。
- コストは安い(ただしオプションは高め)
- 打合せの回数が少ない
- 材質・設備の選択肢が狭い(会社もある)
- ある意味担当者の能力次第な部分が一番大きい
- 自然素材には否定的(な人が多い)
- 耐久性(長持ちするか?)を重視している会社が少ない
大量仕入れ・大量生産・標準化によるコストカット・工期の短縮などにより、徹底的に効率化を図って「安さ」を追求している反面、こだわればこだわる程メリットがデメリットに変わっていく会社です。標準品以外を使うと、「オプションが高くミスも増えていく…。」傾向があります。人件費についても徹底的にコストカットしており、「受付業務も営業担当が」や「設計業務・現場管理業務も営業担当が」といった傾向に。営業担当者がプランを作成し、会社によってはコーディネート業務もこなしたりするので仕事の幅は広範囲。しかも、他のグループに比べて営業ノルマがきつく(薄利多売傾向にあるため?)、「打合せ回数が多くなりそうなお客さまは後回し…」という対応が目立ちます。バンバン宣伝して集客、しかも「コスパ最高!」。ただし常に人員不足…、となると「じっくりと家づくりを楽しみたい」という方に合う担当者を探すのは至難の業になります。ファンタジスタ藤本さんのような「打合せにまで同席してくれるような、家づくりが大好きな家づくりコンサル」の方を入れて家づくりを行うと、「恐ろしいくらいのコスパ」を発揮する素晴らしい家づくりができると思います(中々に確率はシビアです)。
工務店
このグループは、ホントに色々です。設計が得意な会社、性能重視の会社、コストがとにかく安い会社、そもそも自社で設計ができない施工会社、ハウスメーカーの下請け工務店などなど…。それぞれの会社の社長さんの考え方によりけり…です。
「工務店は〇〇です!」とひとまとめにすることは不可能と言えます。
一般的に、大量生産しない(できない)ので、一軒一軒こだわった家づくりをすることができます。しかし、ホントに品質・材質・価格・職人さん・設計力・構造に対するアプローチなどバラバラです。
SNSやホームページ、セミナーなどでしっかりと情報発信されていらっしゃる会社からなるだけ選択し、具体的な相談に入る前に実際に建築された実例を価格と合わせて見学して頂くことをおススメします。
地場ハウスメーカー(デベロッパー)
地域限定メーカーとも言いますが「大きな工務店」であり「小さなハウスメーカー」である会社が多いです。
住宅展示場に出店していたりモデルハウスを設けてオープンハウスを行っているので、実物を手軽にご覧頂くことができます。
また、そこそこの着工棟数があるのでハウスメーカーのように仕入れ単価を安くでき、営業・設計・工務が(ゆるく)分業しているため、様々なサービスをお客さまに提供できる、いわば大手ハウスメーカーと工務店のいいとこ取りといった印象です。また、工務店のように会社の考え方、場合によっては担当者の考え方や能力に大きく左右されてしまうグループなので、まずは担当者の話を聞いてみて、ご自身の価値観と合うかどうか?ご自身の満足できる住まいを提供できる能力があるか?を見極める必要があります(T.Nakataもこのグループの会社に属しています)。
設計事務所
設計のみを生業としている(ことが多い)グループです。性質は工務店と近く、設計士さんの能力・考え方によってバラバラなので、工務店と同じく実例を見学して頂くことをおススメします。
まとめ(色々会社はあるけれど…)
それぞれのグループにより、ある程度の傾向と失敗しないために気を付けるポイントがあります。
しかしながら、どのグループにおいても設計・営業担当者と考え方が合うか?能力はあるか?知識や経験があるか?が一番大事なことは共通です。正しい情報を集め、ご自身の家づくりの価値観をある程度かため、その価値観に寄り添える会社・担当を見つけるために各住宅会社にコンタクトを取る。という流れで家づくりのスタートを切られると、後悔のない家づくりができます。
もっと言えば、SNSなどで情報発信している会社も多いので、「どの会社がどんな家が得意なのかな?」という視点に加えて「誰がどの建物を担当したのかな?」という点に注意を払いつつ事前に情報収集をするようにしましょう。また、実際に担当者とミーティングする際は「建築実例」をしっかりと見せてもらいながらお打合せされると、失敗が少ない家づくりを行うことができるでしょう。
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