注文住宅の外観デザインのつくり方|オシャレな外観をデザインするコツと注意点

こんにちは! T.Nakataです!

注文住宅を建てる人の中には、「オシャレな外観デザインの家にしたい」と思う方も多いと思います。しかし、

どうやればオシャレな家になるの?

と悩まれている方もまた多いと思います。

間取り(平面図)は、ある程度慣れてくるとご自身でも書くことができるようになりますが、それを「立体に起こす=外観やインテリアをデザインする」のは、建築(デザイン)を勉強して、かつ実践で経験を積んだ設計者でないと難しいです。

ですが、オシャレな外観をデザインする「コツ」を知っておくだけでも、

あれ?この間取りだとオシャレな外観にならないんじゃないかな?

と直感が働くようになります。

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この記事は以下のような方におススメです!

  • 注文住宅をどうせ建てるなら、オシャレな外観デザインの家を建てたい
  • 近所でちょっと話題になるような、センスの良い外観デザインにしたい
  • オシャレと言わないまでも、残念な外観デザインの家にならないようにしたい

それでは、始めます!

目次

注文住宅の外観デザインの種類

注文住宅の外観デザインは色々ですが、大きくわけると5つに大別できます。

  1.  和風
  2.  和モダン
  3.  洋風(アメリカン・プロヴァンス・バリリゾート・北欧風 などなど)
  4.  シンプルモダン
  5.  クラシック

実際は多種多様で色々な分類の仕方がありますが、私なりな指標です。

和風

日本で古くから建てられている家の外観デザインで、寄棟や切妻屋根で屋根材は瓦、外壁は塗り壁や木。木を随所に使用した落ち着いた面持ちの家。 残念ながら、私自身は和風の外観デザインの家を手掛けたことがないので、良い実例写真がありません💦

和モダン

どことなく和を感じつつも、現代的にアレンジしたデザインです。

 大屋根の瓦屋根を用いることが多く、

木目のルーバーや塗り壁との相性が良いです。

洋風

洋風は、本当に色々なスタイルがあるので、ひとまとめにするのは難しいです。タイルやレンガを用いたり、壁や窓のまわりにモールをあしらったり、海外の「国」をモチーフにしてデザインすることが多いです。

↑ イギリスの田舎の家をイメージ。レンガ調のサイディングと緑色の屋根がこだわり。

↑ドイツの家をイメージ。

↑北欧のカントリーハウスをイメージ。

↑アメリカン(カリフォルニア)をイメージ

正直、種類が多過ぎるのと定義が曖昧なので、「こうやったら洋風!」というものはありませんが、何となくイメージは掴んで頂けましたでしょうか?

シンプルモダン

最近私が携わられて頂いている注文住宅は殆どがこのスタイルで、得意分野です。現代的なデザインで、屋根が無く豆腐のような箱型をベースとしたものが多く、個性が際立つデザインスタイルです。

クラシック

「伝統的な」という意味のクラシックという呼び名が正しいかは分かりませんが、

寄棟屋根で安定感あるフォルムの、大手ハウスメーカーの得意としそうな外観デザインです。

この他にも、ログハウス調をはじめ、ホントに色々な外観デザインのスタイルがありますので、「ご自身が好きな外観デザインの傾向」を掴んで、設計者に伝えられるようにしましょう。

注文住宅の外観をデザインするコツ(ポイント)

続いて、注文住宅の外観をデザインするコツについてご紹介致します。 注文住宅の外観デザインは色々あると先述しましたが、実はどのスタイルの家の外観をデザインする際も、押さえておくポイントは同じです。

どんな雰囲気のデザインであっても、「綺麗に見える=オシャレに見える」家のルールは同じ…面白いですよね?

では、いつくかそのコツ(ポイント)をご紹介していきます。

線を揃える

最も分かりやすい例でご紹介させて頂きますと、上の写真の家は窓の幅が揃ています。揃っているのを強調するために、上下の窓の繋がりが見えるように、外壁を吹かしたりツートンにしたりしていますが、そういったテクニックは置いておいて、兎に角、「窓の幅や高さや取付位置を揃える」ことを意識すると整ったイメージになります。

窓が沢山あるとバラバラとした印象になりがちですが、このように形やサイズ取付位置などを揃えることで、まとまりのある外観デザインになります。

原則3色までにおさえる

住宅の外観デザインはファッションに通じるところがあります。 色に関しては、原則3色までとすると失敗が少ないです。上の写真の実例は、①白(外壁)②銀(窓・ルーバー)③薄茶(外壁)④濃い茶(軒天)⑤黒(外壁)の5色を使用しており、このように4色以上の色を使用する場合は難易度がグッと上がるので慎重にバランスを取りながらデザインする必要が出て来ます。

窓の幅と取付位置を揃えて ①黒(外壁・破風板・サッシ・水切りなど)②グレー(外壁)③茶(軒天)の3色にまとめた家。まとまり感があります。

要素を「消す」

「線を揃える」にも通ずるところではありますが、そもそも「線を減らす(消す)」ことで、キレイなフォルムを作ることができます。

道路斜線制限や太陽光発電など、様々な外的要因で思うようにいかないケースもありますが、上の写真もその一例です。スッキリとした外観デザインの家ですが、唯一(2つ)「雨樋と換気フード」が外観デザインの中に見えてきており、目立ちます。縦樋をファサード側(手前側)に持ってきたくないため、横にまわすための「エルボ」が目立ってしまいました。

外観パースの段階では、雨樋などまど表現するケースは中々ないので、この点は設計者と情報共有するしか手がない(ことが殆ど)です。

また、玄関やバルコニー出っ張らせるより引っ込めることを意識しましょう。外観デザインにおいて、出っ張ったバルコニーはデメリットに働くことが大半です。

上の写真は、屋根を裏側に流したため、雨樋無くスッキリしていますよね。

窓を無くす・隠す

更に言うと、窓も言わば外観デザイン的にはノイズになることが多いので、隠したり無くしたり(減らしたり)するのも手です。 「ファサード側(外観デザイン側)から窓が見える=屋内のプライバシーが確保できていない窓」であることが多く、カーテンを年中閉めておく窓であることが多いので、採光や通風において重要でない場合は「その窓を無くす」というのも、一つの選択肢になります

まとめ(今回は基礎の基礎の部分のみでしたが…)

今回ご紹介した内容は、注文住宅の外観デザインの基礎の基礎の部分のみでしたが、「線を揃えて減らして消す」「色を3色までにおさえる」ことを意識するだけで、グッとまとまりのあるデザインにすることができるので、意識(実践)してみられては如何でしょうか?

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    この記事を書いた人

    住宅の基本設計と営業をする人|失敗しない家づくりのコツを発信|たまに写真や日常について|職歴:地場HM(大手HM・設計事務所勤務経験有)|実績:建築150棟・内基本設計100棟|1棟1棟丁寧に家づくりをさせて頂いております|間取り相談や家づくり・住まいについてのご相談は気兼ねなくご連絡下さい。

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