こんにちは! T.Nakataです!
皆さん、「良い間取り」を作りたいと願って間取りづくりに苦心されると思います。ハウスメーカーから間取りの提案を受けても「この間取りで建築しても本当に良いのか?」と自問自答して迷いながら家づくりを進められる方も多いと思います。
「プロにお任せで良い家ができるでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これは間違いです。
プロでも設計が上手い下手はあります。生活感のない間取りしか書けない設計者や、意匠(デザイン)が苦手な構造重視の設計者、使いやすさ重視で建売のような間取りを書く設計者など、趣味趣向や能力によって、本当に様々です。
ご自身の価値観に近い設計者を見極める意味でも、ご自身である程度の知識を身につける必要があります。
設計者の能力の見極め方
設計者の能力の見極め方として、2つの軸で判断する必要があります。すなわち
・ ご自身の価値観に近いか?(合う・合わない)
・ 設計者の能力の有無
それぞれの簡単な見極め方は、以下の通りです
ご自身の価値観に近いか?(合う・合わない)
これは、その設計者が設計した実例をなるだけ沢山見せてもらうしかありません。 営業担当でも建築士でも設計者の所属する会社でもなく、設計者自身が設計した注文住宅の実例を見せてもらうようにしましょう。
そもそも、自身が設計した実例(写真・図面)を持っていない設計者は要注意です。自身が手掛けた住宅に思い入れが無い=作業的に設計している設計者が多いからです。自身が担当した実例を自信持って語ることができない設計者は避けられた方が無難です。
設計者の能力の有無
設計者の能力の差が顕著に表れるのは、「窓計画」です。結局は、こちらも設計者が設計者した注文住宅の実例を見ない事には判断が難しいですが、ご提案を受けられた図面を見るだけでも、ある程度は判断ができます。
具体的には、能力が高い設計者は、間取りという平面を2次元ではなく、3次元に頭の中で立ち上げて考えることができます。
「間取りを考えた後に、その間取りに合わせて屋根や壁を付け足して外観・インテリアを考える」、というやり方では、秀逸なデザインの家・土地のポテンシャルを活かしきった家は生まれません。
繰り返し申し上げますが、「間取りと立面(上下階の繋がり・外観)を平行しながら考えることができるか?(考えているか?)」が、設計者の能力の有無をはかる一番簡単な方法です。
間取りと立面を平行しながら考えることができる設計者は、窓計画にももれなくこだわります。
外観デザインの窓が整っているか? 一つ一つの窓に(通風・採光・眺望の3つのどれかの)機能が割り振られているか? 何となく壁があるから窓を取っている…的な窓はないか? を見ることで、設計者の能力をはかることができます。
写真/広島市の家
好き嫌いは別として、外観デザイン…特に窓計画には設計者の能力がダイレクトに反映されます。
まとめ
家づくりは、ご自身の価値観に近く能力のある営業・設計者を見つけることで、8割が成功したと言えます。
言い換えれば、間取りを考える手順がしっかりしている営業・設計者を見つけることが、間取りづくりの手順の第一歩なのかもしれませんね。
更に、営業・設計者の能力を見極める力をご自身で身に着けることで、家づくりを成功にグッと引き付けることができると言えます。
そして、家づくりを任せる設計者が設計した注文住宅の実例をご覧になることを忘れずに!
「現在、間取りプランの提案を受けているけれど、イマイチこれで良いのか自信が持てない。」「検討できそうな土地を見つけたけど、どのようにプランニングしたら良いか分からない。」など、家づくりのご相談がございましたら、気兼ねなくお問合せ下さい。
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