こんにちは! T.Nakataです!
家づくりの計画において、予算取りを大きく左右する外構工事。
ただ、「後でもできるから」と後回しにしてしまうと、どんなに建物が素晴らしくても、外構工事がイマイチだと全体的に微妙な佇まいの家になってしまいます。
できることなら、建物の設計者に外構計画まできっちり予算を取ってプランニングをしてもらいましょう。
ただ、「外構工事ってどれくらい費用がかかるのかわからない」と言う方も多いと思います。
そこで、「どんな事をしたらどれくらい費用がかかるのか?」のヒントをご紹介致します。
※ 2022年6月現在。価格は外構屋さんによって見積もり額が違いますので参考程度にして頂けたらと思います。
項目ごとの外構コスト
土間コンクリート(有筋)
駐車スペースの土間コンクリート(有筋)は、6,000円/㎡です。
車1台の駐車スペースは、おおよそ6m×2.5m=15㎡ですから、15×6,000=90,000円/台分 くらいが目安となります。
インターロッキング
インターロッキングとは、コンクリートをお互いがかみ合うような形にしてレンガ調に組み合わせた舗装のことで、15,000円/㎡です。
CB(コンクリートブロック)積み+メッシュフェンス
境界に設ける境で、最もスタンダードで安価なのが、CB(コンクリートブロック)積み+メッシュフェンスで、14,000円/m です。
目隠しフェンス(H=2,200mm)
耐久性の高い、木目調の樹脂製目隠しフェンス。おススメの高さは地面から2.2mで、50,000円/m です。
シマネトリコ(高さ2.5m、植樹込)
常緑樹で病気にも強く、育てやすいのがシマネトリコの魅力。50,000円/株立 が目安です。
芝(天然・整地・真砂土含む)
宅内に高低差がつく時に重宝する芝。メンテナンスが大変ですが、外観にグリーンが入ると家全体の印象が華やかになります。2,500円/㎡ が目安です。
砂利敷き(防草シート敷き込)
防草効果と、基礎のコンクリートに雨による土の跳ね返りを防ぐ効果が期待できる砂利敷きは割合安価です。1,900円/㎡ が目安。
残土処分(3tトラック)
フェンスやブロックのように「何かをつくる」ものではないので盲点になりやすいのが「残土処分」。3tトラックを1回回送させて27,000円くらいです。50坪くらいの土地で「5回回送して13.5万円」くらいが一般的ですが、この回数をいかに減らしたプランニングができるか?がポイントになります。
洗い出し仕上げ
セメントモルタルの間から砂利や砕石、玉石などが姿を現している仕上げ(写真で言うとアプローチ部分です)。駐車スペースのコンクリートと質感が違うので、アプローチ部分などに用いることが多いです。平米7,200円で土間コンより少し割高です。
まとめ
この他にも、カーポートが1台分あたり25万円(材工。デザイン性に富んだ商品の場合は約2倍)、テラス屋根15万円(材工)などなど、単価を覚えておくと、外構工事は組み合わせなので、おおよその外構金額が予測できるようになってきます。
勿論、資材の運搬費や残土処分など、一般の方では中々計算しづらい項目も沢山ありますが、家づくりにおいては色々な「モノの単価」を把握することは、色々判断をつけやすくなるのでおススメです。
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